移籍 :川島GK、テセFW
負傷欠場:寺田BK、矢島FW、杉山GK、ジュニーニョFW
出場停止:森SB、レナチーニョFW
本職でない谷口がFW、伊藤宏樹が右のSBに起用されたが機能しない。バック・パスが多く攻撃の糸口が掴めない感じだ。プレッシャーがあったのか、黒津はたまにおとずれたチャンスをものに出来ない。試合終盤には、外す方が難しいようなシュートをポスト左に外し、場内のため息を誘った。
こういう時こそ若手の登里、楠神を先発出場させるべきだと思うが、後半途中からの交代出場だった。谷口→楠神、稲本→横山、伊藤→登里
楠神は前に出て行く姿勢がみられた。伊藤退場後に右SBには田坂が入ったが、守備はともかくとして攻撃の型にはなる。当面の数試合は試行錯誤が続くのだろうか。
そんな中で、杉山の負傷で久々に出番の回ってきた相沢はファイト溢れるプレーで不安を吹き飛ばしてくれた。特に前半、至近距離からの直撃弾を顔面でセーブしたプレーは凄かった。息抜きに(?)、珍プレーで笑わせてくれる場面もあったが、ご愛嬌か。BK陣にも空振りが数回あり、等々力のピッチは「お笑い劇場」化してしまった。何とかスコアレス・ドローで収まったが、相手もマトや安が先発で出ていなかったので、勝ち点3が欲しい試合だった。
試合終了後に川島とテセの歓送セレモニーがあった。二人には海外で頑張って貰いたいものだ。
話は変るが昨夜、「W杯の総括」を喋る機会があった。未だ終っていないが、今大会の5大ニュースを筆者なりに上げてみた。
1.8番目の優勝国誕生
2.前回優勝、準優勝のイタリア、フランスの一次リーグ敗退
3.メッシ、ルーニーが無得点
4.世紀の大誤審(ドイツvsイングランド戦)
5.世紀のプロフェッショナル・ファール(ウルグアイのスアレス)
その他、アルゼンチン・マラドーナ監督のパフォーマンス、浮き上がるボール、ドイツの居酒屋の予想蛸等々あり賑やかなことです。
日本関係を除いて、
ベスト・マッチはここまでではスペインvsドイツ戦
ベスト・シュートはガーナvs米国戦のジャンの決勝点
勝利の美酒の前に、この試合を一言で表現すれば、岡田監督が理想とするサッカー・スタイルから現実路線への仕様変更がぎりぎり間に合った、と云う事ではなかろうか。本ブログで再三提起していた事がようやく通じたかと思うと嬉しくなった。
長らく試行してきた、FW陣がスピードを生かし相手DFの裏を取る攻撃や両SBを起点にサイドから抉る「ボールも人も動くサッカー」とは大分様相が異なるが、強豪相手では両サイド・バックは簡単に上れない事を、テストマッチで悟ったのだと思う。長友に攻撃参加を控えさせ、エトーの密着マークに専念させ殆ど仕事をさせなかった事は、作戦面で大成功であった。相手のエースを封じる事はこれからの戦いでも有効であろう。
先発メンバーは直前のジンバブエ戦で初めて試みた布陣と全く同じであった。攻撃陣は本田をトップに起用し、左右に大久保、松井を配し、個の力により突破を図る型。この型ならトップは森本と思っていただけに本田の起用は意外な気がしたが、見事嵌った。
岡田監督も本田も勝負運を持っているのかも知れない。得点に至る本田のトラップもミスのように見えたが、右足に当った後に左足の前にうまく止った。運も実力のうちだろう。逆にあの場面で外していたらドイツ大会における柳沢の二の舞で大ブーイングを浴びたであろう。天国と地獄は紙一重だ。05.25付けの本ブログで、「本田も口ほどではなかった」と書いたが、素直にお詫びしたいと思う。
残り20分やLast 5 Minutesを耐え凌いだことで、日本代表の「魔の時間帯」の呪縛から解放される事を期待したい。
(開幕早々の話題から)
不規則バウンドによる失点
大会用ボールの特質と気圧の影響(高地)によるボールの伸びがGKを悩ませているが、不規則バウンドによるGKの受難(?)が2件あった。受難の主はイングランドのグリーン(シュートは米国のデンプシー)とアルジェリアのセティフ(シュートはスロベニアのコレン)で、イングランドはこの失点で米国と1:1の引き分け、アルジェリアはスロベニアにW杯の初勝利をプレゼントした。(0:1)
ハンドの反則
アルジェリアのFWゲゼルは途中交代で入ったが2枚目のイエローで退場。その後に上記不規則バウンドのシュートを見舞われた。セルビアのDFクズマノビッチはガーナにPK献上し、今大会アフリカ勢に初勝利をプレゼントした。
新潟:横浜戦(2:1)
この試合もホーム・チームの逆転勝ちであった。新潟は大分調子を上げてきたようだ。特に両外国人の動きがよかった。横浜は俊輔の出来が今一だったようにみえた。
その他
清水は岡崎が貰った2PKが効いて4:2と2点差を跳ね返したが、両方とも国際試合ではファールをとって貰えないだろう。あそこは倒れずに踏ん張って決める位でないとW杯では通用しないだろう。前夜に観たブラックバーン:アーセナル戦では激しいぶつかり合いで倒れても簡単にはファールをとらなかっただけに余計にそのように感じた。
ついでながら、NHK-BSで解説した小野剛氏の話は分かりやすく説得力があった。曰く、「ブラックバーンがアーセナルに勝つにはどうすべきか。高さを生かしセット・プレーで勝負する。セットプレーに持ち込むためには遡って何をすべきか。シンプルにトップに合わせこぼれ球を拾いFKを貰う。これが徹底してアーセナルの試合をさせなかった」名解説だ。他局にも是非小野氏のような解説者を起用して貰いたいものだ。
最後に20分で3発、楠神のハットトリックに乾杯!
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