サッカー http://www.lib-mall.com/soccer/ ja 2010-08-20T09:52:39+09:00 川崎:名古屋戦観戦記 2010.08.18 http://www.lib-mall.com/soccer/archives/2010/08/post_93.html 仕事の都合でビジネス・バックを抱えて都心から直行することとなった。観戦スタイルとは違った暑さが感じられる。毎試合が天王山の戦いみたいな酷暑の下での中2日の3連戦だが、この試合が最重要であることは云うまでもない。
一口で云って、「名古屋の高さ」対「川崎のスピード」の戦いであったが、川崎のスピードが上回った結果となった。
先ずは先制点だが、ヴィトールが名古屋の長身CBの間に走り込み、田坂の絶妙のスルーパスを受け確実に右隅に決めたものだ。CB増川に当られても崩れずにシュートまで持って行ったヴィトールの強さが光ったプレーだ。あの場面はファール(PK)狙いで倒れても、採っては貰えないだろう。2点目は黒津の突破から生まれた。右サイドで名古屋のMFをなぎ倒すようにして置き去りにし、更に二人のBKを前に、そろそろ上げようかと云う瞬間に、ゴールライン際までスピード豊かに持って行ったものだから、増川はついて行けなかった。ゴロの折り返しにヴィトールが合せた得点も見事なものであったが、半分以上は黒津の得点であろう。黒津のこのプレーは後半の増川の2枚目のイエロー(=退場)の誘因ともなった大きなプレーだ。前への警戒の余り、内へ切れ込んだ黒津に対応出来ず思わず引っ掛けてしまったものだ。シュートを外しまくる黒津だが、切れ味鋭いドリブル突破は魅力だ。
一人少なくなった名古屋には反撃の力が残っていなかったようだ。ケネディも中盤やサイドへ開いてのプレーが多く、終盤のパワープレーもみられず、逆に川崎はカウンターから2点を追加し、久々の「等々力劇場」となった。
結果は大勝だが途中経過をみれば、どちらに転ろんでもおかしくない試合であった。名古屋の高さからの攻勢に耐えた、ディフェンス陣の頑張りも忘れてはならない。中でも井川のゴールライン上でのクリアはMVPものだ。チーム一丸となって掴んだ勝利に乾杯だ。

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北爪 正路 2010-08-20T09:52:39+09:00
川崎:広島戦観戦記 2010.08.15 http://www.lib-mall.com/soccer/archives/2010/08/post_92.html 旧盆、終戦記念日の一戦、しかも酷暑の中、この試合から中2日での3連戦が組まれており、Jの運営には疑問ありだが、つべこべ言っている場合ではない。前日に名古屋が浦和を下し首位に立ち、2試合分の勝ち点差で喰らいついて行くためには落とせない試合だ。
謹慎明けの森が宏樹に代わって右SBの先発で起用され、練習を休んだレナチーニョがベンチからも外れた。起用法に対し言い分はあるのだろうが、ぶーたれている場合ではない。チームとして厳しく対処するのは当然の行為だ。その他は前節と変わらないオーダーだ。キックオフ後、暫くして気づいたのだが、ここ数試合で感じていたストレスがなくなっていた。宏樹の場合は、右サンドへの展開時に予想される動きとは異なるプレーが多く、前への突進もみられず違和感が生じ、それがストレスとなっていたが、森の場合は位置取りも予想通りの高さを保ち、前への姿勢も明らかで心地よさを与えてくれた。前半は黒津が絶好のチャンスに外し無得点に終わったが(黒津のシュートは依然としてストレス要因だ)、後半9分、右サイドの攻防からヴィトールが大きく左へ振り、田坂が2、3歩内に切れ込んで、ペナルティ・エリアの外から右隅に鮮やかに先制点を決めてくれた。リプレイでみると、ポストの外側から大きくカーブして入ったシュートで、W杯における遠藤のシュートを彷彿させる見事なシュートであった。失礼ながら、練習でも滅多に見られないシュートではないだろうか。田坂の動きを視野広くみてフィードしたヴィトールのプレーも含めチームでもぎ取った得点であるが、右サイドが活性化しているから、左も楽になったと云う意味では森効果でもある、と同行者が解説してくれた。1点では何が起こるか分からないので、追加点が欲しいところだが、20分過ぎに憲剛が左サイドで抜け出し、右から詰めていたヴィトールに懇切丁寧なパスを送り、ヴィトールが確実に頭でゴール・ライン上に叩きつけ追加点をゲットした。広島に1発、フリーから打たれた他は危なげなく、終盤のどたばた劇もなく久々に快勝の美酒に酔った。
新丸子での戦評会は盛り上がり、まさに美酒に酔い、終電に乗り遅れ、最後はタクシーのお世話になったが、心地よい酔いであった。

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北爪 正路 2010-08-18T15:21:27+09:00
川崎:仙台戦観戦記 2010.08.01 http://www.lib-mall.com/soccer/archives/2010/08/post_91.html 前節はアウェイ戦で山形とスコアレス・ドローに終った。再開後ここまで鹿島を除けば下位チームの大宮、京都、山形相手に、失礼ながら1点しか取れていない。勝ち点で云えば、4点の上積みが欲しかった。
謹慎明けのはずの森はベンチにも入らず、右のSBは相変わらず宏樹だ。ジュニーニョが先発で出て、出場停止の田坂に代り、レナチーニョではなく待望の楠神が先発だ。
出だしからミスパスが多くリズムに乗れない内に、1点目はBK陣が左右に振られ、2点目はバウンドしたボールを相沢とBKが見合ってしまい、あっと云う間に2点のビハインドとなってしまった。2週続けての東北勢相手に勝ち点3は取れないのか、と妙な予感が働いてしまったが、楠神とジュニーニョがもやもやを吹き飛ばしてくれた。反撃の1点には稲本のカットも貢献した事を付け加えなければならないだろう。この日の稲本の調子は今一と見受けられたが、やはりここ一番には強い。川崎が攻撃に出たところでボールを奪われたが、稲本がぎりぎりのプレーでカットし、一旦左に流してから右サイドの楠神に渡り、そこからジュニーニョへタイミングよくパスが出て、角度のないところからジュニが左上に決めたものだ。前半で1点返したのは大きかった。
後半は川崎が攻勢に出て、決め手を欠いていた黒津が憲剛のスルーパスを受け、一瞬の反転で抜け出し左上ぎりぎりに叩きこんだ。こうなれば川崎の行け行けどんどんのはずだが、仙台の反撃に合い、ポスト直撃のシュートを貰ったりして冷や汗ものであった。終盤になってのレナチーニョと谷口の投入には疑問もあったが、レンチーニョのミドルシュートをGKが弾いたところに谷口が詰めていて決勝点をもぎ取ったのだから、2人の起用は成功であったと言わざるを得ない。
それにしても、下位チームを相手にしても3点獲らないと勝てない川崎らしい?試合を見せられ、疲れがどっと出た。帰路戦評会で立ち寄った焼鳥屋で、他のサポータ連中と、「疲れたね」と笑顔を共有した。

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北爪 正路 2010-08-03T20:57:56+09:00
川崎:京都戦観戦記 2010.07.25 http://www.lib-mall.com/soccer/archives/2010/07/post_90.html ジュニーニョがベンチ入り、先発からは外れたが、後半途中から登場し、終了間際に決勝点を叩きこんだ。リプレイでみるとシュートコースも狭く、けしてやさしいシュートではなかった。さすがジュニーニョだが、下位の京都相手に、ジュニに頼らざるをえないのが現在のチーム状態だ、と云えよう。この試合は試運転程度で使うべきだったのかも知れない。決勝点は素晴らしかったが、全般的にみれば、本来の切れには今一歩と云ったところか。また、激しくチャージを受けて倒れた時はひやりとさせられた。とは云え、どんな形であろうが、またどこが相手であろうが勝ち点3は貴重だ。
同じく途中出場した楠神の活躍も光った。決勝点をアシストしたパスは、内に切れ込んで絶妙のタイミングで出したもので可能性を感じる。是非とも先発で使って貰いたいものだ。
試合全般について云えば、双方に凡ミスも多く、とてもJ1の試合とは思えない内容で、スコアレス・ドローに終っていたら、唯一目立ったのが西城秀樹のハーフタイム・ショウだった、と記載していたであろう。

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北爪 正路 2010-07-27T12:03:38+09:00
川崎:大宮戦観戦記 2010.07.14 http://www.lib-mall.com/soccer/archives/2010/07/post_89.html W杯の余韻も束の間、直ぐにJリーグの再開だ。正GKとして一躍スター選手に駆け上がった川島をはじめ稲本、憲剛、テセのW杯戦士達で盛り上げてくれるはずだったが、川崎フロンターレの台所は火の車で、まともなオーダーも組めない状態だ。昨年のナビスコ杯の後の森の涙は何だったのか。

移籍  :川島GK、テセFW
負傷欠場:寺田BK、矢島FW、杉山GK、ジュニーニョFW
出場停止:森SB、レナチーニョFW

本職でない谷口がFW、伊藤宏樹が右のSBに起用されたが機能しない。バック・パスが多く攻撃の糸口が掴めない感じだ。プレッシャーがあったのか、黒津はたまにおとずれたチャンスをものに出来ない。試合終盤には、外す方が難しいようなシュートをポスト左に外し、場内のため息を誘った。
こういう時こそ若手の登里、楠神を先発出場させるべきだと思うが、後半途中からの交代出場だった。谷口→楠神、稲本→横山、伊藤→登里
楠神は前に出て行く姿勢がみられた。伊藤退場後に右SBには田坂が入ったが、守備はともかくとして攻撃の型にはなる。当面の数試合は試行錯誤が続くのだろうか。
そんな中で、杉山の負傷で久々に出番の回ってきた相沢はファイト溢れるプレーで不安を吹き飛ばしてくれた。特に前半、至近距離からの直撃弾を顔面でセーブしたプレーは凄かった。息抜きに(?)、珍プレーで笑わせてくれる場面もあったが、ご愛嬌か。BK陣にも空振りが数回あり、等々力のピッチは「お笑い劇場」化してしまった。何とかスコアレス・ドローで収まったが、相手もマトや安が先発で出ていなかったので、勝ち点3が欲しい試合だった。
試合終了後に川島とテセの歓送セレモニーがあった。二人には海外で頑張って貰いたいものだ。

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北爪 正路 2010-07-16T08:25:56+09:00
W杯決勝戦TV観戦記 2010.07.12 http://www.lib-mall.com/soccer/archives/2010/07/wtv_6.html ついにスペインが優勝した。実力がありながら、国際試合では力を出し切れないでいたが、今回のチームは勝負強さを身につけていた。地域間の対立がしこりとして残り、長年、国代表としての結束力が不足していた、との説も遠い過去の話のように、見事にまとまったチームに仕上がっていた。
準決勝のドイツ戦がピークだったのか、或いはオランダのプレッシャーが強かった事によるのかは分からないが、明らかに前の試合よりはボールが回っていなかった。オランダの鋭い出足にパスをカットされる場面が度々見受けられた。ロッペンに突破された絶体絶命のピンチも2度あったが、GKカシリャスが体を張って阻止した。それにしても、屈強なDFプジョルを引きちぎって突進するロッペンのフィジカルには恐れ入った。結果論だが、倒れてFKかPKを貰っていたらどうだったのだろうか。
オランダは日本戦とは比較にならない位に気合いが入っていた。イエロー覚悟のタックルがスペインを悩ませたが、スペインの実力が1枚上だったのだろうか、延長後半ついにオランダのCBハイティンガが2枚目のイエローで退場となり、徐々に綻びが出来てしまった。決勝点の起点はパスからではなく、後半15分にペドロに代って入ったヘススナバスのロング・ドリブルであった。最後は右ゴール前でオフサイドぎりぎりでパスを受けたイニエスタのシュートが決まったが、オランダのDFがその前のプレーで倒れ、上りが一瞬遅れたためにオフサイドを取れなかったのは悔やまれるであろう。
ドイツ戦におけるCKに合わせたプジョルの頭による得点や、オランダ戦での決勝点の起点になったロング・ドリブルは、パス・サッカーの極上の料理の中の隠し味のように思われた。スペインのパス・サッカーは日本チームにとって手本となるものだが、チーム・プレーに加え個の力も必要である事を教えられた。ヘススナバスは決勝点の起点になったばかりでなく、交代直後から右サイドを活性化させ試合の流れを引き寄せたところもあり、ベンチワークは高く評価されるべきであろう。このような選手がサブにいるとは、羨ましい限りである。決勝点を決めたイニエスタはTVドラマに脇役で出る性格俳優のような風貌で、体格的にも特に優れている訳でもなく、日本中のサッカー選手に夢を与えてくれる選手である。
スペインが勝った事は日本サッカーの将来に希望を与えてくれた。高速パスと足元に止める技術、直ぐに前を向きトライアングル作って上って行く習慣をジュニア時代から徹底的に叩き込んで貰いたいものだ。

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北爪 正路 2010-07-13T11:00:16+09:00
W杯準決勝戦TV観戦記 2010.07.07/08 http://www.lib-mall.com/soccer/archives/2010/07/wtv_5.html オランダvsウルグアイ、スペインvsドイツの2戦ともに前半途中から観戦した。ウルグアイにとってはスアレスが準々決勝戦の「世紀のプロフェッショナル・ファール」で一発退場になり、この試合を欠場になったのは痛いが、あれがなかったら敗退していたのだからやむを得ないであろう。不謹慎なことを云えば、他の選手がファールを犯せばよかったかと思う。予選リーグでは好調であった南米勢も、ここまで残ったのはウルグアイだけとなったが、堅守速攻と終盤に1点返した粘りには見習うべきものがある。オランダはロッペンが復帰したこともあるが、日本戦の時よりも調子は上向きであるように思われた。
スペインvsドイツ戦は勢いから云ってドイツ有利とみられていたが、勝負のあやは微妙で、少々慎重になったドイツに対し、スペインは終始、試合をコントロールして最後まで離さなかった。ちょっとしたバランスの違いで、このようんは結果になるのか、と認識をあらたにした。スペインはこの試合がピークではないかと思われる位に調子を上げてきたようだ。狭いエリアでの高速のパス回しが通用するのは、全選手が足元に止める技術を習得しているからだろう。パスを受けた選手が直ぐに前を向く事も注目すべきであろう。日本選手では憲剛が前を向く技術を持っていると思う。皮肉なことに決勝点は、パス回しによる相手DFの崩しからではなく、CKからのヘディング・シュートよるものであった。長身でもないプジョルのジャンプ力は素晴らしかった。
オランダ、スペインのどちらが勝っても8番目の優勝国が誕生することとなった。両チームともに調子を上げてきただけに、好試合になる事を期待したい。

話は変るが昨夜、「W杯の総括」を喋る機会があった。未だ終っていないが、今大会の5大ニュースを筆者なりに上げてみた。
1.8番目の優勝国誕生
2.前回優勝、準優勝のイタリア、フランスの一次リーグ敗退
3.メッシ、ルーニーが無得点
4.世紀の大誤審(ドイツvsイングランド戦)
5.世紀のプロフェッショナル・ファール(ウルグアイのスアレス)

その他、アルゼンチン・マラドーナ監督のパフォーマンス、浮き上がるボール、ドイツの居酒屋の予想蛸等々あり賑やかなことです。
日本関係を除いて、
ベスト・マッチはここまでではスペインvsドイツ戦
ベスト・シュートはガーナvs米国戦のジャンの決勝点

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北爪 正路 2010-07-10T10:44:14+09:00
W杯決勝トーナメント パラグアイ戦TV観戦記 06/29 http://www.lib-mall.com/soccer/archives/2010/07/wtv_4.html 予選突破の興奮も束の間で、早速決勝トーナメントだ。初日の韓国:ウルグアイ戦、ガーナ:米国戦は接戦であったが、ウルグアイのスアレス、ガーナのジャンが決め手を生かし決勝点をものにした。これぞ世界のストライカー、W杯本番だと思わせる鳥肌が立つような素晴らしいゴールで浮かれ気分もいっぺんに吹っ飛んだ。ドイツ:イングランド戦におけるクローゼの先制点も(イングランドの守備がお粗末だったにしても)素晴らしかった。
日本:パラグアイ戦の感想を一言で云えば、今大会は南米チームが好調だな、と云うことに尽きる。最後に勝利の女神がパラグアイに優勢勝ちをプレゼントしたように思われる。日本にも十分勝つチャンスがあったが、逆に0:3位で敗退の可能性もあった。守備陣の体を張ったプレーが光ったし、最後まで集中が途切れなかった事は評価できる。
今大会は、「期待されないことが最大の期待」であったが、パラグアイ戦を前に過剰期待の芽が吹き出していたように思われた。その分、固さもあったようだ。TVの解説者も指摘していたが、折角奪ったマイボールを簡単に取り返えされる局面が目立った。DF陣が引き気味のため前線とのつながりが保てなかったためではあるが、そもそもは本番直前にモデルチエンジしたフォーメーションが身についていなかった事が要因と思われる。守備では頑張ったが、攻めの形は出来ていなかったと云えよう。デンマーク戦で3点獲ったので、このあたりの弱点が陰に隠れてしまったようだ。早期にW杯仕様の陣型を構築し練習を積み上げていたら、と惜しまれる。
終盤、阿部に代えて攻撃型のMFもう一人の中村(憲剛)を投入したが、体が切れていた
ように思われた。試合巧者のパラグアイはゴール近くでのFKを許してくれなかっただけに憲剛をパスの配給役ではなくペナルティ・エリア付近での受け手として配置したら面白かったのではなかろうか。又、最後に玉田を投入したが、あの場面は森本ではないだろうか。
今回、高地トレニーングの成果が出たようで、終盤へばらなかった。「フィジカルが劣るので・・・」と云った泣き言も聞かれなかった。長友がエトーを抑えたように、やれば出来るのだ、と自信を持って貰いたいものだ。

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北爪 正路 2010-07-02T10:55:55+09:00
W杯一次リーグ デンマーク戦TV観戦記 2010.06.25 http://www.lib-mall.com/soccer/archives/2010/06/w_tv_2.html 寝てから観るか、観てから寝るか。ここ数日、巷ではこの話で持ち切りであった。筆者は間をとって(笑)、一旦仮眠し、観てからゆっくり寝ることにしたが、これが大失敗であった。計画自体は悪くなかったが、要は前祝いの度が過ぎてしまったのである。3時にセットした目覚し時計に反応したが、未だ30分あると思い気が緩んでしまった。そろそろ開始だなと思った時はハーフタイムに入っていた。残念ながら本田、遠藤のFKは生では観られなかったのである。価値は半減だ。
本田のFKは軽く振りぬいたものだが、驚くほどスピードが出ていた。また抑えも効いていた。ゴルフのスイングではヘッド・スピードを効かせろと云われているが、同じ原理なのであろう。遠藤のキックはポストのかなり右側からカーブが掛り、切れ込んだもので、どんな名GKでも捕れないであろう。今大会ではFKやミドル・シュートが浮いてしまうケースが多いだけに、二人の技は絶賛されるであろう。
後半は攻められる立場で長谷部のファールでPKを献上したが、川島のセーブは惜しかった。聞くところによると、セービング練習時には、強いシュートに負けないために、手首を内に返すようにしてやっているそうだが、返しが効き過ぎて外に弾けずに、ゴール前に落ちてしまったのかも知れない。オランダ戦の失点も左側に飛んだのに逆側に弾けたのも同じ理由かも知れない。その後、相手のシュートが長谷部の腕に当った時はひやりとしたが、これはお咎めなしで救われた。微妙なプレーであった。
相手が前掛りになっていたとは云え、3点目に至る本田のゴール前での切り返しと、余裕をもって手招きしながら岡崎に出したパスはワールド・クラスのプレーだ。オランダ戦で大久保が左サイドで3人に囲まれながら抜け出したプレーもワールド・クラスだと思う。
本番直前のメンバー変更が見事に当り、戦う毎にレベルアップした感じだが、岡田監督の本音のコメントが面白い。曰く、「中心選手が国内リーグを通じても不調が続いていた。調子が戻ることを期待していたが、踏ん切りを付けなくてはいけない時がきてしまった。メンバーを変更したが結果的には当った」。俊輔、内田、楢崎等の調子がよかったら、使い続けたものと思われるだけに、強運と云うべきか。
さて次はベスト8をかけてのパラグァイ戦だが、過剰期待の部分が出てきたのが少々気がかりだ。南米チームが嫌がる密着マークを徹底させ、何とか勝ち抜いて貰いたい。

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北爪 正路 2010-06-26T11:39:09+09:00
W杯一次リーグ オランダ戦TV観戦記 2010.06.19 http://www.lib-mall.com/soccer/archives/2010/06/w_tv_1.html カメルーン戦の勝利で期待が高まったが、冷静にみて引き分けなら上出来の試合であろう。ヨーロッパの強豪が軒並み苦戦しているだけに、もしかしてオランダも不調かも知れない、との望みもあったが、結果は0:1の惜しい敗戦であった。
スナイデルの決勝弾を川島が前に弾いてくれていたらとも思うが、ワンタッチできた強烈な、しかも左目に出ながら最後のところで右に揺れた一発は捉えにくかったものと思われる。それよりも終盤でフリーからのシュートを二発防いだのは大きい。カメルーンがデンマークに1:2で負けたため、デンマーク戦は引き分けでも一次リーグ突破出来る事となった。
カメルーン戦を経て、W杯での強豪相手との戦い方がレベルアップしたように思えた。試合への入り方も落ち着いており、オランダが支配する時間帯でも、ドタバタせずに余裕を持って回させていた。欲を云えば、同じ負けるにしても得点して欲しかった。終盤のパワープレーの時間帯に玉田と岡崎を投入したが、どちらか一方は森本がよかったのではないか。俊輔は見せ場を作れなかった。デンマーク戦は憲剛を投入して貰いたいものだ。

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北爪 正路 2010-06-21T10:44:17+09:00
W杯一次リーグ カメルーン戦TV観戦記 2010.06.14 http://www.lib-mall.com/soccer/archives/2010/06/w_tv.html やーよかった、よかった。日本代表の久々の勝利がW杯本番で観られるとは、サポーター冥利に尽きる。「期待されないのが最大の期待」と思って期待していただけの事があった。この日は親父バンドの練習日で、いつもは終了後の反省会でしこたま飲む事になるが、今回だけは早々に切り上げ応援した事により願いが通じたのかも知れない。

勝利の美酒の前に、この試合を一言で表現すれば、岡田監督が理想とするサッカー・スタイルから現実路線への仕様変更がぎりぎり間に合った、と云う事ではなかろうか。本ブログで再三提起していた事がようやく通じたかと思うと嬉しくなった。
長らく試行してきた、FW陣がスピードを生かし相手DFの裏を取る攻撃や両SBを起点にサイドから抉る「ボールも人も動くサッカー」とは大分様相が異なるが、強豪相手では両サイド・バックは簡単に上れない事を、テストマッチで悟ったのだと思う。長友に攻撃参加を控えさせ、エトーの密着マークに専念させ殆ど仕事をさせなかった事は、作戦面で大成功であった。相手のエースを封じる事はこれからの戦いでも有効であろう。

先発メンバーは直前のジンバブエ戦で初めて試みた布陣と全く同じであった。攻撃陣は本田をトップに起用し、左右に大久保、松井を配し、個の力により突破を図る型。この型ならトップは森本と思っていただけに本田の起用は意外な気がしたが、見事嵌った。
岡田監督も本田も勝負運を持っているのかも知れない。得点に至る本田のトラップもミスのように見えたが、右足に当った後に左足の前にうまく止った。運も実力のうちだろう。逆にあの場面で外していたらドイツ大会における柳沢の二の舞で大ブーイングを浴びたであろう。天国と地獄は紙一重だ。05.25付けの本ブログで、「本田も口ほどではなかった」と書いたが、素直にお詫びしたいと思う。

残り20分やLast 5 Minutesを耐え凌いだことで、日本代表の「魔の時間帯」の呪縛から解放される事を期待したい。

(開幕早々の話題から)
不規則バウンドによる失点
大会用ボールの特質と気圧の影響(高地)によるボールの伸びがGKを悩ませているが、不規則バウンドによるGKの受難(?)が2件あった。受難の主はイングランドのグリーン(シュートは米国のデンプシー)とアルジェリアのセティフ(シュートはスロベニアのコレン)で、イングランドはこの失点で米国と1:1の引き分け、アルジェリアはスロベニアにW杯の初勝利をプレゼントした。(0:1)

ハンドの反則
アルジェリアのFWゲゼルは途中交代で入ったが2枚目のイエローで退場。その後に上記不規則バウンドのシュートを見舞われた。セルビアのDFクズマノビッチはガーナにPK献上し、今大会アフリカ勢に初勝利をプレゼントした。

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北爪 正路 2010-06-17T10:22:59+09:00
日本:コートジボワール戦TV観戦記 2010.06.04 http://www.lib-mall.com/soccer/archives/2010/06/tv_12.html イングランド戦で守備の方向性は見えたので後は攻めの形だ、と言っている論調が多いが、はたして仮想カメルーン相手にどれだけ通用するのか。日本代表の仕上がり具合の他にプレミア・リーグ得点王ドログバのプレーも見どころの一つであったが。。。
早々にドログバのFKが闘莉王の2試合連続と云う珍記録のようなオウンゴールを誘発したかと思えば、その数分後に当事者の二人、ドログバと闘莉王が激しく交錯し、ドログバが負傷退場すると云う、逆サプライズのような試合展開となってしまった。
ドログバは右腕骨折で自ら、「W杯は終った」と言ったそうだ。
ドログバ不在の相手に対しても、日本は攻撃の糸口を掴めない。おまけに終盤、FKをトゥーレに合わされ0:2の完敗に終った。
長谷部をトップ下に使う等、この場に及んで岡田監督は攻めの形を見いだせないでいる。両サイドバックを起点とした攻撃が、アジア予選ではともかくとして強敵相手では通用しない事が分った時から、試行錯誤のまま今日に至ったものと推測している。当初は構想になかったと思われる森本や本田を招集したが、二人とも未だチームに溶け込んでいるようには見受けられない。「人もボールも動くサッカー」のコンセプトの中で本田の役割はどこにあるのか。森本には何を期待しているのか。二人の役割を選手全員が共有しない限り大きな期待は出来ないだろう。
サイドからの攻撃に加え、ポストプレーからの中央突破など多彩な攻撃オプションを示すことで相手を撹乱してゆく事しか予選突破の可能性はないであろう。森本や矢野を招集した意味もない。また、調子の出ない俊輔はあえて使う必要もないであろう。

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北爪 正路 2010-06-06T14:04:55+09:00
日本:イングランド戦TV観戦記 2010.05.30 http://www.lib-mall.com/soccer/archives/2010/06/tv_11.html 日韓戦で惨敗した後だけに、ルーニー、ジェラード、ランバード、テリー、J・コール、ウォルコット等のスター軍団・イングランド代表を相手にどのように立て直してくるか、が見どころだ。
日韓戦とは違って立ち上がりから対等以上に渡り合い、先制点は日本が奪った。遠藤からの低めのCKを闘莉王が右足で決めたものだ。W杯本番でもセットプレーが得点源として期待されるだろう。
不調の俊輔を外したこと、阿部をCBではなく能力を発揮できるボランチに起用したことや、何よりも全選手が必死になって戦ったこと等が実力差以上に力を発揮出来た要因と思われる。日韓戦の時は日本選手に、代表に選ばれほっとし隙が出来ていたように思われた。一方、韓国は練習試合とは云え日本相手には異常な闘志を燃やしてくるので、力のバランスが大きく崩れたものと理解している。今回は日本代表は必死で、英国は練習試合気分で試合が始まったのかも知れない。
前半は日本のリードで終り、後半はイングランドを本気にさせたようだ。選手を5人も入れ替えてきた。終盤日本は防戦に回り、両サイドからのクロスに反応したCB2人のオウン・ゴールを誘発して結局は1:2の敗戦に終った。
オシム前監督の「判定勝ち」発言を含め、スポーツ紙を始めメディアは概ね高評価で、久し振りに湧きあがったが、「相手は練習試合程度」とか、「日本は両サイドを抉った攻撃がなかった」等の冷静な見方もあった。
筆者の感想は、「これでまた過剰期待になるな」である。今回W杯の唯一の期待は「期待されていないこと」だけだったのに、余計な騒ぎには少々がっかりしている。
日韓戦と比べればいくつかの点は評価できるが、心配の種は尽きない。失点はいずれもオウン・ゴールではあったが、2失点ともイングランドに両サイドから絶妙な位置とタイミングのクロスを入れられたところで勝負あったような気がする。クロスに至るまでの守備を検証する必要がある。TV放映でもこのあたりのリプレーをもっと映し解説して貰いたいと思う。日韓戦の失点場面でも、「これだけの選手がいて止められなかった」程度の解説であったが、甘いと思う。具体的に、どの選手がカバーに行くべきだったのか、等を指摘してくれないと、改善ポイントがみえてこない。解説者の不親切(能力不足とは云わないが)も日本サッカー停滞の一因かと思う。
練習試合でもあるのに、終盤のスタミナ切れは「定番」なのか。勝ち試合でも逃げ切れない。何回も書くが、フィジカルで劣る、と嘆いても始らない。それよりも試合終了まで持続するスタミナ作りが課題だ。プレミア・リーグの放映でみたルーニーの動きにはびっくりさせられた。あのルーニーが自陣のペナルティ・エリア付近から全速力で駆け上がって、ゴール前に待機し得点までつなげたではないか。このルーニーの映像はサッカーの教則映像として是非採用して貰いたい。

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北爪 正路 2010-06-01T12:01:46+09:00
キリンチャレンジカップ 日本:韓国戦TV観戦記 2010.05.24 http://www.lib-mall.com/soccer/archives/2010/05/_tv_20100524.html 2月14日のアジア選手権で1:3と敗退した後、、リベンジを期してW杯壮行試合の相手にあえて韓国を相手に選んだはずだ。犬飼会長をはじめ関係者は、「5月24日をみて下さい」と自信満々のはずだったが、みての通り0:2の惨敗、それも得点差以上の実力差をみせつけられた。とにかく韓国チームの寄せが早く、前を向かせて貰えなかった。その上、韓国BK陣が両翼に張って守り、日本のサイド攻撃を封じる作戦にも対応できなかった。このあたりは予測し対策を講じられなかったのだろうか。
岡田監督が進退伺いを出したとの報道もあり、我が日本軍はこの場に及んで完全に浮足立ってしまった。スポーツ紙をはじめとするメディアはこぞってブーイングの嵐だが、今更どうにもならないだろう。もっと早く問題点を指摘すべきだったのではないか。
W杯で4位を目指すと云った岡田監督の理想そのものは非難されるべきではないが、理想と現実のギャップが余りにも大きい事を思い知らされた一戦であった。筆者が何回も指摘した通り、両サイドバックの内田、永友命の組立てはアジア予選レベルでは面白いように通用したが、世界レベルでは両SBはそう簡単には攻撃参加できない事を岡田監督もようやく納得したのではないだろうか。
俊輔は明らかに体調不十分であった。或いは体調万全でも当りの強い相手には通用しないのではないだろうか。直前のJリーグの浦和戦でも機能していなかった。横浜の木村監督ですら、「今の俊輔では活躍できないだろう」と発言していた位だ。名前だけで使うのは考え物だ。同じく本田圭佑も口ほどの選手ではないとお見受けした。マスコミの煽りが先行しているように思われてならない。
イングランド、コートジボワアール戦を含めて本番まで僅かの期間であるが、開き直って立て直して貰いたいものだ。お勧めの布陣は、
GK:楢崎
SB:駒野、長友、CB:闘莉王、中沢
ボランチ:阿部、長谷部
攻撃的MF:中村憲剛、大久保
2トップ:森本、岡崎

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北爪 正路 2010-05-25T22:05:18+09:00
浦和:名古屋戦他TV観戦記 2010.05.05 http://www.lib-mall.com/soccer/archives/2010/05/tv_10.html 浦和:名古屋戦(2:1)
名古屋はケネディの一発で先制したが、闘莉王、金崎、マギヌンの主力が欠場では後が続かない。おまけに玉田も負傷退場となっては、攻めの型はケネディの高さに合わせるだけとなってしまった。浦和サイドとしてはケネディに有効なボールを出させなければよいので、守備しやすかったのではなかろうか。阿部、細貝両ボランチの出来がよく寄せが早かったかったので、後半は完全に浦和ペースの流れとなった。全体にスペースに走り込んでボールを貰うところが目立った。名古屋も前半は左に開いた三都主を起点にした攻撃が機能していたが、後半になって三都主も封じられてしまった。終盤に交代させられたのは当然か。
ケネディの一発は見事であったが、サッカーは11人でやるものだ、とあらためて実感した。ケネディとは身長差が大分ある浦和BK山田にはご苦労様と云いたい。
田中達也が頭部打撲で自ら退場をアッピールしたが、浦和側の措置は迅速性を欠いていたように思われる。一言付け加えておきたい。

新潟:横浜戦(2:1)
この試合もホーム・チームの逆転勝ちであった。新潟は大分調子を上げてきたようだ。特に両外国人の動きがよかった。横浜は俊輔の出来が今一だったようにみえた。

その他
清水は岡崎が貰った2PKが効いて4:2と2点差を跳ね返したが、両方とも国際試合ではファールをとって貰えないだろう。あそこは倒れずに踏ん張って決める位でないとW杯では通用しないだろう。前夜に観たブラックバーン:アーセナル戦では激しいぶつかり合いで倒れても簡単にはファールをとらなかっただけに余計にそのように感じた。
ついでながら、NHK-BSで解説した小野剛氏の話は分かりやすく説得力があった。曰く、「ブラックバーンがアーセナルに勝つにはどうすべきか。高さを生かしセット・プレーで勝負する。セットプレーに持ち込むためには遡って何をすべきか。シンプルにトップに合わせこぼれ球を拾いFKを貰う。これが徹底してアーセナルの試合をさせなかった」名解説だ。他局にも是非小野氏のような解説者を起用して貰いたいものだ。

最後に20分で3発、楠神のハットトリックに乾杯!

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北爪 正路 2010-05-07T12:38:06+09:00