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2010年07月27日

川崎:京都戦観戦記 2010.07.25

ジュニーニョがベンチ入り、先発からは外れたが、後半途中から登場し、終了間際に決勝点を叩きこんだ。リプレイでみるとシュートコースも狭く、けしてやさしいシュートではなかった。さすがジュニーニョだが、下位の京都相手に、ジュニに頼らざるをえないのが現在のチーム状態だ、と云えよう。この試合は試運転程度で使うべきだったのかも知れない。決勝点は素晴らしかったが、全般的にみれば、本来の切れには今一歩と云ったところか。また、激しくチャージを受けて倒れた時はひやりとさせられた。とは云え、どんな形であろうが、またどこが相手であろうが勝ち点3は貴重だ。
同じく途中出場した楠神の活躍も光った。決勝点をアシストしたパスは、内に切れ込んで絶妙のタイミングで出したもので可能性を感じる。是非とも先発で使って貰いたいものだ。
試合全般について云えば、双方に凡ミスも多く、とてもJ1の試合とは思えない内容で、スコアレス・ドローに終っていたら、唯一目立ったのが西城秀樹のハーフタイム・ショウだった、と記載していたであろう。

投稿者 北爪 正路 : 12:03 | コメント (1)

2010年07月16日

川崎:大宮戦観戦記 2010.07.14

W杯の余韻も束の間、直ぐにJリーグの再開だ。正GKとして一躍スター選手に駆け上がった川島をはじめ稲本、憲剛、テセのW杯戦士達で盛り上げてくれるはずだったが、川崎フロンターレの台所は火の車で、まともなオーダーも組めない状態だ。昨年のナビスコ杯の後の森の涙は何だったのか。

移籍  :川島GK、テセFW
負傷欠場:寺田BK、矢島FW、杉山GK、ジュニーニョFW
出場停止:森SB、レナチーニョFW

本職でない谷口がFW、伊藤宏樹が右のSBに起用されたが機能しない。バック・パスが多く攻撃の糸口が掴めない感じだ。プレッシャーがあったのか、黒津はたまにおとずれたチャンスをものに出来ない。試合終盤には、外す方が難しいようなシュートをポスト左に外し、場内のため息を誘った。
こういう時こそ若手の登里、楠神を先発出場させるべきだと思うが、後半途中からの交代出場だった。谷口→楠神、稲本→横山、伊藤→登里
楠神は前に出て行く姿勢がみられた。伊藤退場後に右SBには田坂が入ったが、守備はともかくとして攻撃の型にはなる。当面の数試合は試行錯誤が続くのだろうか。
そんな中で、杉山の負傷で久々に出番の回ってきた相沢はファイト溢れるプレーで不安を吹き飛ばしてくれた。特に前半、至近距離からの直撃弾を顔面でセーブしたプレーは凄かった。息抜きに(?)、珍プレーで笑わせてくれる場面もあったが、ご愛嬌か。BK陣にも空振りが数回あり、等々力のピッチは「お笑い劇場」化してしまった。何とかスコアレス・ドローで収まったが、相手もマトや安が先発で出ていなかったので、勝ち点3が欲しい試合だった。
試合終了後に川島とテセの歓送セレモニーがあった。二人には海外で頑張って貰いたいものだ。

投稿者 北爪 正路 : 08:25 | コメント (1)

2010年07月13日

W杯決勝戦TV観戦記 2010.07.12

ついにスペインが優勝した。実力がありながら、国際試合では力を出し切れないでいたが、今回のチームは勝負強さを身につけていた。地域間の対立がしこりとして残り、長年、国代表としての結束力が不足していた、との説も遠い過去の話のように、見事にまとまったチームに仕上がっていた。
準決勝のドイツ戦がピークだったのか、或いはオランダのプレッシャーが強かった事によるのかは分からないが、明らかに前の試合よりはボールが回っていなかった。オランダの鋭い出足にパスをカットされる場面が度々見受けられた。ロッペンに突破された絶体絶命のピンチも2度あったが、GKカシリャスが体を張って阻止した。それにしても、屈強なDFプジョルを引きちぎって突進するロッペンのフィジカルには恐れ入った。結果論だが、倒れてFKかPKを貰っていたらどうだったのだろうか。
オランダは日本戦とは比較にならない位に気合いが入っていた。イエロー覚悟のタックルがスペインを悩ませたが、スペインの実力が1枚上だったのだろうか、延長後半ついにオランダのCBハイティンガが2枚目のイエローで退場となり、徐々に綻びが出来てしまった。決勝点の起点はパスからではなく、後半15分にペドロに代って入ったヘススナバスのロング・ドリブルであった。最後は右ゴール前でオフサイドぎりぎりでパスを受けたイニエスタのシュートが決まったが、オランダのDFがその前のプレーで倒れ、上りが一瞬遅れたためにオフサイドを取れなかったのは悔やまれるであろう。
ドイツ戦におけるCKに合わせたプジョルの頭による得点や、オランダ戦での決勝点の起点になったロング・ドリブルは、パス・サッカーの極上の料理の中の隠し味のように思われた。スペインのパス・サッカーは日本チームにとって手本となるものだが、チーム・プレーに加え個の力も必要である事を教えられた。ヘススナバスは決勝点の起点になったばかりでなく、交代直後から右サイドを活性化させ試合の流れを引き寄せたところもあり、ベンチワークは高く評価されるべきであろう。このような選手がサブにいるとは、羨ましい限りである。決勝点を決めたイニエスタはTVドラマに脇役で出る性格俳優のような風貌で、体格的にも特に優れている訳でもなく、日本中のサッカー選手に夢を与えてくれる選手である。
スペインが勝った事は日本サッカーの将来に希望を与えてくれた。高速パスと足元に止める技術、直ぐに前を向きトライアングル作って上って行く習慣をジュニア時代から徹底的に叩き込んで貰いたいものだ。

投稿者 北爪 正路 : 11:00 | コメント (0)

2010年07月10日

W杯準決勝戦TV観戦記 2010.07.07/08

オランダvsウルグアイ、スペインvsドイツの2戦ともに前半途中から観戦した。ウルグアイにとってはスアレスが準々決勝戦の「世紀のプロフェッショナル・ファール」で一発退場になり、この試合を欠場になったのは痛いが、あれがなかったら敗退していたのだからやむを得ないであろう。不謹慎なことを云えば、他の選手がファールを犯せばよかったかと思う。予選リーグでは好調であった南米勢も、ここまで残ったのはウルグアイだけとなったが、堅守速攻と終盤に1点返した粘りには見習うべきものがある。オランダはロッペンが復帰したこともあるが、日本戦の時よりも調子は上向きであるように思われた。
スペインvsドイツ戦は勢いから云ってドイツ有利とみられていたが、勝負のあやは微妙で、少々慎重になったドイツに対し、スペインは終始、試合をコントロールして最後まで離さなかった。ちょっとしたバランスの違いで、このようんは結果になるのか、と認識をあらたにした。スペインはこの試合がピークではないかと思われる位に調子を上げてきたようだ。狭いエリアでの高速のパス回しが通用するのは、全選手が足元に止める技術を習得しているからだろう。パスを受けた選手が直ぐに前を向く事も注目すべきであろう。日本選手では憲剛が前を向く技術を持っていると思う。皮肉なことに決勝点は、パス回しによる相手DFの崩しからではなく、CKからのヘディング・シュートよるものであった。長身でもないプジョルのジャンプ力は素晴らしかった。
オランダ、スペインのどちらが勝っても8番目の優勝国が誕生することとなった。両チームともに調子を上げてきただけに、好試合になる事を期待したい。

話は変るが昨夜、「W杯の総括」を喋る機会があった。未だ終っていないが、今大会の5大ニュースを筆者なりに上げてみた。
1.8番目の優勝国誕生
2.前回優勝、準優勝のイタリア、フランスの一次リーグ敗退
3.メッシ、ルーニーが無得点
4.世紀の大誤審(ドイツvsイングランド戦)
5.世紀のプロフェッショナル・ファール(ウルグアイのスアレス)

その他、アルゼンチン・マラドーナ監督のパフォーマンス、浮き上がるボール、ドイツの居酒屋の予想蛸等々あり賑やかなことです。
日本関係を除いて、
ベスト・マッチはここまでではスペインvsドイツ戦
ベスト・シュートはガーナvs米国戦のジャンの決勝点

投稿者 北爪 正路 : 10:44 | コメント (0)

2010年07月02日

W杯決勝トーナメント パラグアイ戦TV観戦記 06/29

予選突破の興奮も束の間で、早速決勝トーナメントだ。初日の韓国:ウルグアイ戦、ガーナ:米国戦は接戦であったが、ウルグアイのスアレス、ガーナのジャンが決め手を生かし決勝点をものにした。これぞ世界のストライカー、W杯本番だと思わせる鳥肌が立つような素晴らしいゴールで浮かれ気分もいっぺんに吹っ飛んだ。ドイツ:イングランド戦におけるクローゼの先制点も(イングランドの守備がお粗末だったにしても)素晴らしかった。
日本:パラグアイ戦の感想を一言で云えば、今大会は南米チームが好調だな、と云うことに尽きる。最後に勝利の女神がパラグアイに優勢勝ちをプレゼントしたように思われる。日本にも十分勝つチャンスがあったが、逆に0:3位で敗退の可能性もあった。守備陣の体を張ったプレーが光ったし、最後まで集中が途切れなかった事は評価できる。
今大会は、「期待されないことが最大の期待」であったが、パラグアイ戦を前に過剰期待の芽が吹き出していたように思われた。その分、固さもあったようだ。TVの解説者も指摘していたが、折角奪ったマイボールを簡単に取り返えされる局面が目立った。DF陣が引き気味のため前線とのつながりが保てなかったためではあるが、そもそもは本番直前にモデルチエンジしたフォーメーションが身についていなかった事が要因と思われる。守備では頑張ったが、攻めの形は出来ていなかったと云えよう。デンマーク戦で3点獲ったので、このあたりの弱点が陰に隠れてしまったようだ。早期にW杯仕様の陣型を構築し練習を積み上げていたら、と惜しまれる。
終盤、阿部に代えて攻撃型のMFもう一人の中村(憲剛)を投入したが、体が切れていた
ように思われた。試合巧者のパラグアイはゴール近くでのFKを許してくれなかっただけに憲剛をパスの配給役ではなくペナルティ・エリア付近での受け手として配置したら面白かったのではなかろうか。又、最後に玉田を投入したが、あの場面は森本ではないだろうか。
今回、高地トレニーングの成果が出たようで、終盤へばらなかった。「フィジカルが劣るので・・・」と云った泣き言も聞かれなかった。長友がエトーを抑えたように、やれば出来るのだ、と自信を持って貰いたいものだ。

投稿者 北爪 正路 : 10:55 | コメント (0)