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2010年06月01日
日本:イングランド戦TV観戦記 2010.05.30
日韓戦で惨敗した後だけに、ルーニー、ジェラード、ランバード、テリー、J・コール、ウォルコット等のスター軍団・イングランド代表を相手にどのように立て直してくるか、が見どころだ。
日韓戦とは違って立ち上がりから対等以上に渡り合い、先制点は日本が奪った。遠藤からの低めのCKを闘莉王が右足で決めたものだ。W杯本番でもセットプレーが得点源として期待されるだろう。
不調の俊輔を外したこと、阿部をCBではなく能力を発揮できるボランチに起用したことや、何よりも全選手が必死になって戦ったこと等が実力差以上に力を発揮出来た要因と思われる。日韓戦の時は日本選手に、代表に選ばれほっとし隙が出来ていたように思われた。一方、韓国は練習試合とは云え日本相手には異常な闘志を燃やしてくるので、力のバランスが大きく崩れたものと理解している。今回は日本代表は必死で、英国は練習試合気分で試合が始まったのかも知れない。
前半は日本のリードで終り、後半はイングランドを本気にさせたようだ。選手を5人も入れ替えてきた。終盤日本は防戦に回り、両サイドからのクロスに反応したCB2人のオウン・ゴールを誘発して結局は1:2の敗戦に終った。
オシム前監督の「判定勝ち」発言を含め、スポーツ紙を始めメディアは概ね高評価で、久し振りに湧きあがったが、「相手は練習試合程度」とか、「日本は両サイドを抉った攻撃がなかった」等の冷静な見方もあった。
筆者の感想は、「これでまた過剰期待になるな」である。今回W杯の唯一の期待は「期待されていないこと」だけだったのに、余計な騒ぎには少々がっかりしている。
日韓戦と比べればいくつかの点は評価できるが、心配の種は尽きない。失点はいずれもオウン・ゴールではあったが、2失点ともイングランドに両サイドから絶妙な位置とタイミングのクロスを入れられたところで勝負あったような気がする。クロスに至るまでの守備を検証する必要がある。TV放映でもこのあたりのリプレーをもっと映し解説して貰いたいと思う。日韓戦の失点場面でも、「これだけの選手がいて止められなかった」程度の解説であったが、甘いと思う。具体的に、どの選手がカバーに行くべきだったのか、等を指摘してくれないと、改善ポイントがみえてこない。解説者の不親切(能力不足とは云わないが)も日本サッカー停滞の一因かと思う。
練習試合でもあるのに、終盤のスタミナ切れは「定番」なのか。勝ち試合でも逃げ切れない。何回も書くが、フィジカルで劣る、と嘆いても始らない。それよりも試合終了まで持続するスタミナ作りが課題だ。プレミア・リーグの放映でみたルーニーの動きにはびっくりさせられた。あのルーニーが自陣のペナルティ・エリア付近から全速力で駆け上がって、ゴール前に待機し得点までつなげたではないか。このルーニーの映像はサッカーの教則映像として是非採用して貰いたい。
投稿者 北爪 正路 : 2010年06月01日 12:01