« 2009年04月 | メイン | 2009年06月 »
2009年05月25日
川崎:FC東京戦観戦記 2009.05.24
昨年の多摩川クラシコはアウェイ、ホーム戦ともに負けただけに、今年は何としても連勝したいたカードだ。大島に一泊し、当日セスナで調布飛行場に降り立って応援するツアーも企画され、盛り上がり十分だ。川崎サポーターの動員が予想を上回ったようで、開始前にアウェイ側2階席が拡張された。
試合展開は一進一退も、やや東京側に押され気味か。27分にCKを与えてしまう。一発目は川崎側がコントロールしたかにみえたが、やや集中力を欠き、川崎の選手に触れたボールがころころとゴールラインを越え連続CKを与えてしまい、これが失点に結びついてしまった。今野のヘディングはバーを叩き救われたかにみえたが、リバウンドを今野本人に決められてしまった。押さえの利いたショートであった。
後半開始早々に逆に似たような連続CKを得たが、こちらはファールで実らず。そうこうする中に、菊地が浮き球をバウンドさせてしまったところをカポレに奪われ、右でフリーの石川に強烈なシュートを決められてしまった。アウェイ席からはよくみえなかったが、リプレイをみると右隅ギリギリで、名手川島でもどうにもならないコースだ。
アウェイでの2点ビハインドは厳しいが、5分後に意外な形で転機が訪れる。テセが抜け出したところを東京のセンターバック・クアドロスが引っ張り倒し一発退場でPKを貰う。これをジュニーニョが冷静に決めて1点差となる。一人少ない相手からいかに得点するか、守備を固められると中々取れないものだ。ところが東京は石川に代え茂庭を投入し守備を固めたが、これで右サイドが楽になった。5分後にペナルティ・エリア近くでファールを貰い、素早いリスタートから左サイドでフリーの谷口が強烈に決めて同点だ。更に5分後にジュニーニョの右からのライナーのクロスをファーサイドのレナチーニョがBKと競りながら合わせ歓喜の逆転ゴールを決めた。僅か10分間での逆転劇の完成だ。以後は無理しないでボールをゆっくり回しながら進めた。終盤、東京側のリスク覚悟の攻勢に手を焼きながらも逃げ切った。
この日は終了後に東京サポーターとの交流会が組まれていた。彼等は「今日は審判に負けた」と憤慨していた。そこで判定はともかくとして、クアドロスのプレーを解説した。「フェアプレーに反するかも知れないが、相手のゴールをファールで止める事が必要な場合もある。例えばW杯決勝の終了間際の決勝ゴールなどは手を出してでも止めたいだろう。筆者も止めるべきだと思う。ところが、2点リードし時間もたっぷり残っている場面では、退場のリスクを犯してまでファールで止めるべきではない」
これで暫く中断だ。再開緒戦の相手が連敗中の大分だが、かえって厭なものだ。こちらも更にレベルアップを図って、独走気味の鹿島に迫って貰いたいものだ。
2009年05月20日
川崎:磐田戦観戦記 2009.05.16
南北線ダービー(又の名は南北戦争?)の痛快な勝利の酔いから醒めず、入れ込み過ぎて時間を間違え、いつもより1時間も早く等々力に着いてしまった。途上、川崎サポーターが逆の方向に向かって歩いているので変だな、と思っていたが競技場に入るまで気がつかなかった。
この試合は売り出し中のイ・グノを抑えられるかどうかがポイントで、故障者、出場停止者がいる現状では2失点は覚悟しなければならないだろうから、川崎は3点以上取らねばならないだろう、いや当然取れるだろうと思っていた。事実、開始早々から磐田の攻勢が続き、コーナーキックの連続ではらはらさせられる一方、川崎も反撃に出て打ち合いの様相を呈していた。ところが両軍GKの活躍もあり、簡単には入らない。31分の磐田の攻撃、西のアーリー・クロスに合わせ、斜めに走りこんで頭でコースを変えたイ・グノのシュートを川島が弾けば、前半終了間際に、憲剛のスルー・パスを受けたジュニーニョのフリーからのシュートを川口がブロックすると云った具合だ。後で振り返ってみると、36分にテセが茶野と那須の二人をまとめてなぎ倒し、茶野が負傷退場したのが大きかったように思う。かつてガンバ戦で3人をなぎ倒しゴールしたシーンを彷彿させるものがあった。
後半も打ち合いの展開にもかかわらず、双方ともにゴールが決まらなかったが、ついに82分に森のクロスに合わせてジュニーニョが頭でゴールネットに突き刺した。走りこんできたので、相手BKはどうすることも出来ない見事なゴールであった。終了間際にテセの粘りのゴールのおまけまで付いて、ついに今季初の連勝で、零封も今季初めてなら、ホームでの磐田戦勝利も初と云う初物づくしの勝利であった。
井川、菊地、宏樹、森のBK陣がイ・グノを抑えたのは大きい。密着マークが効を奏したようだ。この勢いで昨季2敗した多摩川クラシコを制して貰いたいものだ。
2009年05月11日
川崎:浦和戦観戦記 2009.05.10
1試合少ないとは云え勝ち点で11も離されているだけに、ここは正念場だ。連戦の疲れと今季分が悪いアウェイ戦では苦戦が予想されたが、結果は痛快な勝利であった。
(経過をたどれば)先ずは赤一色ともいえるスタンドに度肝を抜かれた。アウェイ側ゴール裏も浦和サポーターに割り当てられているではないか。川崎サポーターはメイン側コーナー付近の一角に封じ込められた感じだ。消息通によれば、当初はゴール裏も川崎側に開放されていたが、空席が多かったために取り上げられてしまい、未だ引き渡して貰えないのだそうだ。次に連戦の疲労には辛い真夏のような暑さだ。試合が始ってみれば、主審の笛が心なしか川崎に冷たいように聞こえた。更には前半20分過ぎに守備の要の寺田が負傷退場となれば、三重苦を背負ったようなものだ。
同行者とは、今日は耐える試合で、「試合に負けて勝負に勝つ」ことだけを狙うしかないな、と話していた矢先に、コーナーキックからエジミウソンにヘッドを決められてしまった。右ポストに当り、内側に入ったものでツキにも見放された感じだ。その後、ジュニーニョのトウキックが僅かに右に外れただけに、余計そのように感じてしまった。
川崎の最初の同点弾と決勝弾は似たような組立であった。1点目はテセがBKを背にポストとなり走り込んできたジュニーニョに丁寧なパスを流したもので、3点目は憲剛の左前方へのフィードをレナチーニョがBKを背にキープし、倒れながら同じく走り込んできたテセにパスしたもので、ジュニーニョもテセもまるで2列目か3列目からBKを振り切って上がってきたような動きであった。代表チームにも参考にして貰いたい組立であった。2度目の同点弾の元となったPK獲得もジュニーニョのスピードが生きたものだ。
寺田の負傷、ヴィトールのレッドカード、横山のイエロー4枚目と満身創痍となったが、若手の出番でもあるので次戦も頑張って貰いたいものだ。
2009年05月05日
川崎:横浜マリノス戦観戦記
昨年7月6日の同試合の観戦記を振り返ってみると、次のように締め括られている。
>横浜は重症かも知れない。ロングボールで縦を突くだけでは、山瀬の技も生きてこない。帰路、サポー>ター連中がが桑原監督は代るべきだ、と云っていたそうだ。
今年の試合でも、横浜は執拗にロングボールで川崎BK陣の裏ををついてきた。その中の2発の攻防で負けてしまった。特に前半終了間際に寺田が坂田にかわされた失点が痛かった。
後半終了間際にジュニーニョのクロスをテセが折り返し、ごちゃついたところからレナチーニョが決めるのがやっとの展開であった。
スポーツ紙では好意的に?ACL戦を含めた連戦疲れを指摘している。同じくACL戦を戦う鹿島、G大阪、名古屋が揃って勝ち点3をものにし上位とは差が開いたが、肩の力を抜いて頑張って貰いたいものだ。
2009年05月02日
川崎:京都戦観戦記 2009.04.29
好天と云うより暑い。連戦の選手にはきついと思うが、プロの選手なのだからサッカーの出来る喜びを噛み締めて頑張って貰いたいものだ。前節の広島戦は痛いドロー、しかも10人の相手に追いつかれた上に攻めまくられたと聞く。前日練習後は緘口令がひかれ、ピリピリしたムードだ。観測通りスタメンの大幅入替えがなされた。関塚監督の英断に拍手したい。ベストメンバー規約など取っ払え!だ。連戦を勝ち抜きながら、将来を見据え若手の育成も図るために監督が熟慮の上選ぶメンバーこそが「ベストメンバー」なのだ。BK陣は右から井川、菊地、寺田、村上、ボランチは不動の憲剛、谷口、攻めのMFに田坂、ヴィトールでトップはジュニーニョ、矢島と前回から4人が代った。
結果は攻撃も守備も川崎らしさの出た試合となった。開始早々、八島が突っ込み、相手GKが負傷交代と云うハップニング。ぎりぎりのプレーなので八島は突っ込まざりうをえないと思う。
守備は不安定だ。いきなり村上が見事なまで綺麗にかわされ置き去りにされたり、14分には豊田をフリーにしてピンチを招いたりはらはらの連続だ。豊田のシュートがバーを越え救われたが、これを決められていたら流れは変っていたかも知れない。この試合のポイント1だ。守備のもたつきとちぐはぐさが波に乗れない原因であると思う。
ところが今日は川崎の日なのだろう。その後の攻撃には随所に川崎らしさが見られた。17分高い位置でのカットからのパスをジュニーニョが持ち込みシュート、GKが弾いたボールを田坂が右に回し、詰めていたヴィトールが確実に決めた。この試合のポイントその2だ。弾かれただけだったら、不安な試合展開になっていたであろう。ファーサイドに詰めたヴィトールも評価されるべきだ。63分2点目は完璧で、ジュニーニョの深い位置からの絶妙のクロスはGKが触れない。矢島も蒸かさず決める。69分に足が吊った矢島が黒津に交代。73分3点目はコーナーキックから。これも川崎の武器だ。谷口のニアでのワンタッチが効いたものだが、ファーサイドに詰めていたジュニーニョはさすがだ。79分の4点目はおまけみたいだが、憲剛のスルーパスも、持ち込んで狙い定めて決めた黒津のシュートも鮮やかだ。こうなると終盤、ジュニーニョに代って入ったテセにも得点の期待がかかったが不発。終了間際にミスから失点したのも川崎らしい。1点差や同点だったらと思うとぞっとする。