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2008年07月05日
EURO2008決勝戦スペイン:ドイツTV観戦記 2008.06.30
サッカー・ファンが集まる居酒屋で、俄か解説者が、「EUROはレベルが高い」などと物知り顔で語り合っていたが、何かと話題が多い大会であった。前回優勝のギリシャや共催2カ国の一時予選リーグ敗退とかオランダ、ロシア、トルコの活躍なども話題を集めたが、多くの解説者が総括しているように攻撃型チームの躍進が大会を盛り上げた要因であろう。世界のサッカーの主流は、守備型から攻撃型の面白いサッカーに変ってきたのであろうか。
イングランドは予選敗退で本大会には顔をみせず、フランスは新旧交代の遅れ、イタリアは守備の要、カテナチオの象徴的存在のカンナバロの負傷欠場などで、W杯優勝国の不振が目立った。W杯優勝国の中では唯一、ドイツが決勝まで勝ち上ってきた。
相手のスペインは無敵艦隊と称されながら、W杯やEUROなどの桧舞台に立つと必ず脆さを露呈してきた。一説によると、スペイン内戦とフランコ独裁時代の圧政の影響で国民は地域間闘争には熱心だが、代表チームには余り関心がなく、それがふがいない結果を招いているとの事である。今回も前評判とは違ってゲルマン魂のドイツに軍配が上がるのではないか、と筆者はみていた。事実、立ち上りはクローゼ、バラックの縦軸にボドルスキーやシュバインシュタイガー、ラームの横軸が絡み、筆者の予想通りの展開になると思われた。
後半半ばでも、1点リードしたスペインが、駄目押しのチャンスを何回か外すのをみて、ぎりぎりのところでドイツが追いつくのではないか、と思っていたほどである。ところが終盤にドイツのパスは乱れ、簡単にサイド・ラインを割る場面が何回かみられ、チャンスらしい場面が作れなくなった。スペインのパス回しに振られて疲れたのだろうか。
高さのあるドイツを翻弄したスペインの戦い方は、日本代表にも大いに参考になるだろう。但し、決勝点を上げたトーレスのようなストライカーの養成、発掘が必須である。韓国をW杯ベスト4に導き、ドイツW杯では日本を破って決勝トーナメントに導いたヒディングは今回、ロシア旋風を起こした。流石である。
投稿者 北爪 正路 : 2008年07月05日 14:05
コメント
EUROを見て一番Jリーグとの違いは審判が試合を止めないという点ですね。だから試合の連続性が保たれ、攻守に見応えがあります。
選手は、試合を鳥瞰図にように見ているかと思うくらい、縦、サイドを使って攻めてる気がしました。サッカーの試合をゴール裏から見ると、縦位置の関係が分かり難いのですが、一流選手はそんな懸念は無いようで。
ヒディング采配というか監督術には、功罪あるような気がします。この大会だけという条件なら最高の指揮官でしょうが、ヒディング退任後のチームは苦労してますから。次の監督が前任者と比較されるという環境に加え、選手の意識にもそれが伝染してる気がします。そして、ヒディング・マジックも数年続かないという特殊性故かクラブ、代表も単年契約(これはヒディングがそうしてるのかも)が多いです。韓国、オーストラリア、PSVとヒディング後は苦労してます。騎手で例えるなら、思い切り鞭を叩いてその大会は優勝したものの、その後は萎んでいく状態でしょうか。日本も一度ヒディングの劇薬を飲んでみたい気はしますが・・・
投稿者 蹴球狂 : 2008年07月06日 07:33