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2008年07月23日
川崎:清水戦観戦記 2008.07.16
21日のアウェイの浦和戦を快勝した後だけに、色褪せてしまったが、簡単に報告しておきたい。
前半は明らかに清水ペースであった。川崎は動きが重い。15分に矢島に簡単に先制点を決められてしまったが、BK陣が矢島の動きを止められなかったのか、不思議に思える位にあっけない失点であった。
後半も清水ペースが続いたが、この試合は早めにベンチが動いた。3バックから4バックに変更しするととともに、20分に大橋に代えて田坂、28分には村上に代えて黒津を投入し、山岸が左サイドバックに入る攻撃型布陣となる。これが効を奏し、川崎の動きが見違えるほどよくなり、35分にジュニーニョのクロスのこぼれ球を谷口が押し込んだ。40分には我那覇に代えて都倉を投入すると、前線での高い球のキープが出来るようになり、川崎の攻勢が続く。ついには43分にジュニーニョからのパスを受けた山岸がゴールライン際に切れ込んで上げたクロスのこぼれ球に又もゴール前に詰めていた谷口が決めて勝ち越した。憲剛もコメントしていたが、いつの間にかゴール前に詰めている谷口の嗅覚は素晴らしい。五輪でも日本チームの中心選手として活躍してくれるだろう。
早めに動いたベンチワークも勝因に上げられる。
2008年07月07日
川崎:横浜Fマリノス戦観戦記 2008.07.06
1ヶ月振りの等々力はロスタイムでの歓喜の決勝ゴールと云うご褒美が待っていた。リーグ戦は3連敗中で、この試合の結果如何ではずるずると後退しかねない重要な試合だ。
川崎は横山がスリーバックの中央に入り、右BKに井川、左BKは伊藤、菊地が1ボランチ気味で、憲剛と谷口が中MF、左右MFは山岸、村上で、2トップにジュニーニョと我那覇と云う攻撃型布陣だ。横浜は4バックの布陣で、もっぱらロングボールで川崎の裏を突く攻撃パターンだ。どうみても川崎の組立が勝っている。10分にジュニーニョの強烈はシュートをGK榎本が弾いたところに我那覇が詰めて先制点をゲット。横浜の単調な攻撃が続くが、前節の新潟戦の新幹線による観戦ツアーに参加した同行者によれば、新潟も横浜同様に川崎の裏を突く単調な攻めだったそうだ。その新潟に負けたのだから、新潟のアウエー戦は鬼門かも知れない。この試合でも、前半終了間際に、横浜山瀬にFKを決められ追いつかれてしまう。
後半開始直後の横浜の時間帯を凌ぎ、一進一退の展開が続く。同点のまま40分過ぎに横浜河合が2枚目のイエローで退場も、残りは僅かだ。ロスタイムに入り大橋(谷口と交代)の左CKをGK榎本がパンチングミスし右に詰めていた横山が折り返し、ゴール前のジュニーニョがボレーで決めた。歓喜のゴールだ。等々力のリーグ戦では5月3日の鹿島戦以来の勝利で、待たされた分だけ喜びも格別だ。
スポーツ紙などでは取り上げられなかったが、この試合のベストプレーは同点に追いつかれた後の前半終了間際における憲剛と横浜中澤のプレーだ。左内側でボールを受けた憲剛がパスと見せかけた瞬間自らドリブルで駆け上がり、物凄いスピードでペナルティ・エリア内に侵入しシュート、決まったかと思った瞬間に中澤がどこからか現われ足を出しブロックした。憲剛の上りは迫力十分だし、中澤のブロックも敵ながらあっ晴れであった。ワールド・クラスのプレーと云えよう。2人とも流石に日本代表だ。
横浜は重症かも知れない。ロングボールで縦を突くだけでは、山瀬の技も生きてこない。帰路、サポーター連中がが桑原監督は代るべきだ、と云っていたそうだ。
2008年07月05日
EURO2008決勝戦スペイン:ドイツTV観戦記 2008.06.30
サッカー・ファンが集まる居酒屋で、俄か解説者が、「EUROはレベルが高い」などと物知り顔で語り合っていたが、何かと話題が多い大会であった。前回優勝のギリシャや共催2カ国の一時予選リーグ敗退とかオランダ、ロシア、トルコの活躍なども話題を集めたが、多くの解説者が総括しているように攻撃型チームの躍進が大会を盛り上げた要因であろう。世界のサッカーの主流は、守備型から攻撃型の面白いサッカーに変ってきたのであろうか。
イングランドは予選敗退で本大会には顔をみせず、フランスは新旧交代の遅れ、イタリアは守備の要、カテナチオの象徴的存在のカンナバロの負傷欠場などで、W杯優勝国の不振が目立った。W杯優勝国の中では唯一、ドイツが決勝まで勝ち上ってきた。
相手のスペインは無敵艦隊と称されながら、W杯やEUROなどの桧舞台に立つと必ず脆さを露呈してきた。一説によると、スペイン内戦とフランコ独裁時代の圧政の影響で国民は地域間闘争には熱心だが、代表チームには余り関心がなく、それがふがいない結果を招いているとの事である。今回も前評判とは違ってゲルマン魂のドイツに軍配が上がるのではないか、と筆者はみていた。事実、立ち上りはクローゼ、バラックの縦軸にボドルスキーやシュバインシュタイガー、ラームの横軸が絡み、筆者の予想通りの展開になると思われた。
後半半ばでも、1点リードしたスペインが、駄目押しのチャンスを何回か外すのをみて、ぎりぎりのところでドイツが追いつくのではないか、と思っていたほどである。ところが終盤にドイツのパスは乱れ、簡単にサイド・ラインを割る場面が何回かみられ、チャンスらしい場面が作れなくなった。スペインのパス回しに振られて疲れたのだろうか。
高さのあるドイツを翻弄したスペインの戦い方は、日本代表にも大いに参考になるだろう。但し、決勝点を上げたトーレスのようなストライカーの養成、発掘が必須である。韓国をW杯ベスト4に導き、ドイツW杯では日本を破って決勝トーナメントに導いたヒディングは今回、ロシア旋風を起こした。流石である。