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2008年06月24日

W杯3次予選バーレーン戦TV観戦記 2008.06.22

最終予選への進出が決った後の消化試合にしては、「リベンジ」とか「1位突破」等の記事が躍り、何とも賑やかだ。観客動員や視聴率への貢献を考えれば、試合前の盛り上りは歓迎だが、いささかピントがずれていないか。。最終予選突破に標準を合わせれば、中東の国とのアウェイ戦で如何に勝つかが課題であり、この試合のテーマはそのためのヒントを掴む事にあるのではないか。また今まで本番で使われていない戦力の実践での確認も必要だ。例えば寺田の起用だ。センターバックの中沢、闘莉王の二人には故障がつきまとう。寺田と他の選手とのコンビネーションを練習しておくいいチャンスではなかったかと思う。
ホームの雨中戦であれば、砂漠の国との戦いでは楽な展開のはずだが、開始早々に俊輔がPKを外したのがケチのつけ始めだ。入らない時は入らない、を絵に描いたような試合となった。内田のヘッドが意外性のあるバウンドをして決勝点をもぎ取ったが、2、3点は入れておきたかった試合である。巻が詰めて相手GKにプレッシャーを掛けたのも効果があったものと思われる。ゴール前にはやはり高さが必要である事を痛感させられた得点であった。
最終予選には中東の国が5カ国進出してきた。どちらのグループになるにしても、2、3試合は中東のアウェイ戦を戦わなければならないだろう。ここでどれだけ勝ち点を取れるかが、最終予選突破の鍵になるだろう。

投稿者 北爪 正路 : 22:04 | コメント (1)

2008年06月14日

U23カメルーン戦TV観戦記 2008.06.12

0:0で終わったこの試合の評価は、強豪相手に善戦したと言うべきか、それとも相も変らぬ決定力不足を嘆くべきか。後者と謂わざるを得ない。
前半はボールが面白いように回り、得点チャンスもいくつかあったが、決め切れなかった。9分に森本が絶好のチャンスを左に外したのがケチのつき始めだ。これが決まっていたら、追加点も入っていたであろう。1点の重みを感じさせる場面であった。
公式戦ともなるとプレッシャーは更に強くなる。1点をもぎ取る事は簡単ではない。パスを楽に回しながら、隙をみてスルー・パスを通すだけでは、苦しいのではないか。ヒントはある。終了間際に水野のフリーキックが惜しくも外れたが、ペナルティ・エリア(PE)附近でのFKは得点確率が高い。ファールを誘発するための動き、特に高速ドリブルで切り込んで行く動きを期待したい。見え見えのファール狙いでもよいのではないか。
1トップの布陣にも疑問が残る。日本的サッカーを意識する余り、2列目、3列目の押上を重視しているように見えるが、1トップの選手に掛る重圧は想像以上のものであろう。決まるシュートも決まらなくなる。これはU23だけではなく日本代表にも云える話である。

投稿者 北爪 正路 : 08:08 | コメント (0)

2008年06月08日

W杯3次予選オマーン(Away)戦TV観戦記 2008.06.07

勝てば3次予選突破に大きく前進する一戦。FIFAランク38位の日本と81位のオマーンでは格の違いもあり、Awayでも十分勝てる相手であるが、中東での戦いには「何が起こるか分からない」。ドーハの悲劇や今大会のバーレーン戦を思い起こす。その前に一言。
当日(7日)午後、日産スタジアムで中田英寿提唱の地球環境問題啓発イベント「+1フットボールマッチ」が開催された。6万余の観客を集め、釜本監督自らもピッチに立ち、大いに盛り上がった。イベントそのものには賛成だし、ケチをつける積りはないが、開催日には配慮が必要であろう。
試合は心配した通り、早々にオマーンに先制点を許してしまった。アルマハイジリのミドル・シュートは押さえが利いたもので、日本選手を掠って密集の中を抜け、ゴール右に突き刺さった。敵ながら見事なシュートで、あれだけのものは練習でも滅多には出ないであろう。これも「何が起こるか分からない」の一つであろう。
こうなるとオマーン側は引いて守ってゴール前を固め、カウンターを狙う作戦を徹底してくる。この体制からの得点は日本が最も不得手とするもので、観ていて危機感が走った。オマーンは時折、日本の両サイド・バックの裏を突いてくるが、不安が一杯だ。失点の場面でも左サイドの裏を突かれ、BK陣がもたもたしてFKを与えてしまったが、それが起点となった。逆に日本側からの相手の裏を突くロングパスは見られなかったし、脅威を与えていなかった。中盤でボールを持たせてくれるので、一見試合を支配しているかのように錯覚するが、相手のペースにはまっているだけの話だ。勘違いしてはいけない。
ようやく、後半早々に玉田がペナルティ・エリア内で突破を図りPKを得たが、ペナルティ・エリア内あるいはその附近でドリブルを多用し、PKやFKを得る動きをすべきだ。ショート・パスの場合は3本まではつながるが、中々シュートまでには至らない。
追いついた5分後にはオマーンにPKを与えるも、楢崎のスーパー・セーブに救われた。審判が「玉田のファール」とのバランスを考えたのかも知れないが、微妙な判定であった。後半35分頃に連続して起こった山瀬、玉田に対するチャージの方が遥かにPKに値するものであろう。これも「何が起こるか分からない」の一つだ。PKを与えた場面だが、そもそも駒野のミスキックが相手への格好なパスになったのが始まりで、闘莉王がかわされファールを取られたものだ。闘莉王は体調がよくなかったようで、体に切れがないように見受けられた。
終盤には大久保が一発退場、オマーン側にも退場者が出て事なきをえたが、本当に「なにが起こるか分からない」ものだ。大久保も得点チャンスを逃し、いらいらしていたのかも知れない。前回書いたと通り、楽にシュート出来る場面は滅多にないものだ。
終盤、例によってスタミナ不足が心配されたが、むしろオマーン側がへばっていたので、「最後の5分間」にボロを出さずにすんだ。5分はあると思ったロスタイムが、3分であったのにも救われた。内田はアップアップで、終盤は相手を追うのが辛そうであったが、交代は終了間際であった。ベンチワークとしてどうなのか。遠藤が「暑いのは相手も同じ」と語っていたのが印象に残った。フィジカルはスタミナ養成から始る。オシムが云う「もっと走れ」もスタミナがあってこそだ。
次のタイ戦でも、相手はゴール前を固めてくるだろう。高さを生かした攻めやペナルティ・エリア内外でのドリブル突破など多面的に仕掛けて貰いたいものだ。幸いと云ったら失礼かも知れないが、大久保が欠場するので、じっくりとオーダーを工夫して貰いたいものだ。

投稿者 北爪 正路 : 21:10 | コメント (0)

2008年06月05日

W杯3次予選オマーン戦TV観戦記 2008.06.02

「出さないなら選ぶな」との声が届いたのかどうか分からないが、キリンカップの第二戦に寺田と憲剛がスタメン出場し、遅咲きの寺田が無難にデビュー戦をこなした。数年前のJ1昇格直後は、寺田がボールを持つと不安であったが、最近ではすっかりボールコントロールが安定し、安心して見ていられるようになった。闘莉王、中沢が故障しがちなだけに貴重なセンターバック要員だ。
「この試合に負けたら岡田監督は辞任か」の記事がスポーツ紙を賑わしたが、結果は3:0の楽勝であった。ホーム戦であり、またオマーンの主力5人が欠場していた事もあり、ここで気を許してはいけない。スポーツ紙なども、お祭り騒ぎしないのはいい傾向だ。前回W杯時に、希望的観測記事で煽り立てて失敗した経験から学んだ学習効果の表れか。本ブログの主張を聞き入れたのかも知れない。(笑)
勝ち点が大事なので素直に喜ぶべきだが、言っておきたい事がある。2点目、中村俊輔のドンピシャのフィードも闘莉王のヘッドでのつなぎも、大久保のシュートも良かったが、あえて言えば、闘莉王のプレーはFWの選手にやって貰いたかった。プレッシャーのきつい接戦では、センターバックの選手がそれほど簡単には前線へ上がれないだろう。本来センターフォワードの仕事ではなかろうか。その意味では大久保、玉田の2トップは理解し兼ねる。高さのあるポストプレーヤーとスピードで突破する選手の組合せが理想である。ついでだが、大久保のシュートも余裕たっぷりであった。相手BKがブロックしてくると思われたが、全然現われなかった。あれだけプレッシャーの掛からない場面は二度と訪れないであろう。
3点目は松井の頑張りだ。サイドを割ると思ったところを、うまく浚ってキープし俊輔へのパスにつなげた。その前にも左サイドぎりぎりでファンタスティックなプレーを演じていた。

投稿者 北爪 正路 : 08:20 | コメント (0)

2008年06月02日

ナビスコ杯 川崎:札幌戦観戦記 2008.05.31

前日の痛飲が堪えて、月並みな表現であるが、這うようにして等々力に向う。こんな時にもバスには乗らず、中原から歩く。最近の定番のコース、中原→等々力→新丸子を歩くと結構の距離になる。N杯予選突破に向けて後がない一戦だ。柏戦のメンバーから更にテセが北朝鮮代表に選ばれて抜け、主力6人を欠く戦いになる。ベストメンバー規約とは一体何の意味があるのか、と言いたい。即刻、廃止すべきだ。テセの他には森が負傷欠場する一方、山岸、菊地が復帰した。2トップの一角には、ドーピング疑惑が晴れた我那覇のスタメン登場だ。そもそも「疑惑」にした過程に問題があったと思うが、この場に及んで鬼武チェアマン他Jリーグ側は歯切れが悪いばかりか、フロンターレに科した罰則金の1千万円を返さないと云うのだから、あきれて口が塞がらない。一刻も早く返還すべきだ。報道によると我那覇の訴訟費用は4,500万円を超えるそうで、余りにも重過ぎる。
そのようなもやもやを我那覇自身がクリーン・シュートで振り払った。前半18分に田坂のアーリー・クロスをゴール前で受け、相手BKをかわして右上に突き刺した。ストライカーらしいゴール前での球捌きとシュートであった。我那覇をトップに起用したので、前線でボールが収まるようになった。ジュニーニョとの相性もよい。日本代表に欠けているポスト・プレーに秀でているので、早期に代表に復帰して貰いたいものだ。後半39分の追加点はジュニーニョのスピードが生きて貰ったPKだ。札幌のGKは取れると思って出ていったのではないか。
この試合で他に光ったのはGK植草だ。前、後半早々の札幌の強烈シュートを防いだ。特に前半はワンツ-パンチだっただけに、このブロックは大きかった。他には菊地のジャンプ力で、相手ゴール前でも競り勝っていたが、いずれもボールが浮いてしまった。叩きつけるようなシュートとともに、ボランチとしては前線の我那覇に渡るようなコントロールが今後の課題であろう。

投稿者 北爪 正路 : 11:01 | コメント (1)