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2008年05月26日
ナビスコ杯 川崎:柏戦観戦記 2008.05.25
24日の晩はキリンカップ2008のコートジボワール戦をTV観戦。川崎からは川島、寺田、井川、憲剛の4人が選ばれたが、ついに出番なし。ナビスコ杯の事を考えると、「出さないのなら選ぶな」と言いたいところだが、ぐっと我慢だ。長谷部のクロスに玉田が滑り込んで合せた鮮やかな決勝点が目立ったが、後半は例によって(?)アップアップであった。楢崎のスーパー・セーブで失点せずに済んだものの、あらためてドーハの悲劇以来の課題「最後の5分間の守り」が浮き彫りにされた。この試合は相手も必死できていないように見受けられたが、W杯予選突破がかかった試合や本番では切り抜けられないでろう。何度も書いたが、相手の時間帯になり押されっ放しになった時のペースの切り替え対策が必要であろう。ポスト・プレーが機能しないのは辛い。
ナビスコ杯はA代表4人とU23代表の谷口が抜け、おまけに菊地、山岸が欠場では半身不随状態だ。ジュニーニョとテセの強力2トップがやけに目立つ。ちなみにFWのサブが日本代表または候補の経験がある我那覇と黒津で、完全に頭でっかち状態だ。このような時にこそ、日頃出場機会が少ない横山や養父、久木野等の活躍が期待されたが、1-3の敗戦と云う残念な結果に終わった。
「柏の葉公園総合競技場」へは筑波エクスプレス・柏の葉キャンパス駅から徒歩で30分弱であった。設備の貧弱さに驚いた。出場選手名がグランド上の看板に掲示される光景は久し振りに見た。日立がついているのだから電光掲示板位寄付したらどうか、と負けた腹いせに嫌味を言いたくなった。
2008年05月19日
川崎:大宮戦観戦記 2008.05.17
無残な敗戦だ。2点リードからの逆転負け、しかもホームでの逆転負けには言葉も出ない。おまけに、敵陣からのフリーキック一発での決勝点献上、と云う話題まで提供してしまった。あの場面は、一瞬目を離したので、最初は何が起ったのか分からなかったが、大宮サポーターのざわめきでピッチに目をやると、川島がボールの後から背走しゴールに飛び込んで行くではないか。信じられない光景であった。この日の敗戦は、一昨年11月の味スタでの、4-1から逆転負けした試合にも匹敵する内容であった。
昼間の試合で浦和が負けたので、勝ち点を詰めるチャンスであった。前半は上々だった。川崎が攻めまくりながら得点できず、こう云う時は案外つまらないところで失点する例が多いのでヤバイな、と思い始めた頃、35分に、大橋が左外へ出てパスを受け、キーパーが出そうで出れないところへ絶妙なクロスを入れ、テセがシュートには至らなかったが、胸トラップから巧妙にコントロールして、ゴール前に速いクロスを入れ、相手のオウンゴールを誘った。ジュニーニョの個人技が光った2点目が決まり、これで楽勝、大勝と思ったのがいけなかった。
後半吉原を投入した大宮の攻撃にリズムが出てきた。川崎の裏を突く動きが出始め、8分にはオフサイドかと思われる微妙なタイミングで真中を割られ失点してしまった。この失点で川崎は浮き足立ち、大宮に流れが行ったように見受けられた。このような時には選手交代でペースを変えるべきだが、川崎ベンチは中々動かない。バックスタンド側からはよく見えたのだが、右MFの森はプレッシャーのないところでパスを2回も受けそこなって、相手にスローインを与えたりし、明らかに一杯一杯であった。大橋のプレスも全く効いていない。30分過ぎにようやく村上を投入してきたが、交代は森や大橋ではなく、右BKの横山であった。マルケスに同点弾を浴びた後に久木野が投入されたが、ここも交代は山岸で、終了間際になって大橋に代えて原田の投入となったが、時すでに遅しであった。
一方、対象的に昼間の試合で、同じように2点リードで前半を終えたガンバは、後半浦和に1点返され、流れが浦和に傾いたところで遠藤と安田を投入、遠藤の味のあるプレーで相手を軽くいなして流れを引き戻した。素早いリスタートから自ら3点目を奪い勝利に導いた。
井川、菊地の欠場で先発オーダーのやり繰りに苦労したと思うが、谷口のトップ下起用で成功してきたのだから、ここは谷口を動かさずにオーダーを組むべきだはなかったか。運動量と当りの強さ、ためらいがないところが魅力だ。大橋は先制点に絡んだクロスはよかったが、人に対する強さが足りない。もう少しスペースを使ってプレーするように外に開き、山岸とポジション・チエンジするなどの工夫が必要であろう。
2008年05月11日
川崎:浦和戦観戦記 2008.05.10
何とも悔しい敗戦であった。ワシントンとポンテのいない浦和は怖くない。この試合をものにして勝ち点で並ぶ事だけを考えて等々力に向かったが、結果は0:1で、逆に勝ち点差が6になってしまった。
無理やり出場した闘莉王の動きには精彩がなかったし、高原もまるで目立たない。この日の浦和の出来なら勝てる試合であった。後半失点した後も逆転を信じていた。楽勝の次の試合は点が入らないものなのだろうか。直接的には2つの疑惑の判定が響いた。
先ずは61分の失点の場面、井川の高原へのタックルはペナルティ・エリアの外ぎりぎりに見えた。次いで65分の幻の得点の場面、谷口のシュートはオフサイドと判定されたが、こちらは更に微妙だ。村上のシュートをGKが弾いた時点で、相手方が触ったのだから谷口のシュートはこぼれ球への反応であり、プレーは生きているはずだ。村上のシュートの時には、谷口はボールに絡んでいないのだから、「白」とみるべきであろう。GKに触れずに、ポストに当り跳ね返ったとしたら、正統にオフサイドと判定されよう。
判定問題は以上として、右MF森の欠場は敵に脅威を与えられなかったように思う。村上もよくやっているが、縦に突破して行く場面はみられず、相手からみれば守り易かったのではないか。
ここ数試合、ボランチに定着した菊地の驚異的なジャンプは心強い。井川のスライディングもBKらしくなってきた。谷口のトップ下の動きもいい。次節しっかり勝って上位に定着し、優勝を目指して頑張って貰いたいものだ。
2008年05月04日
川崎:鹿島戦観戦記 2008.05.03
愉快、愉快。実に愉快な試合であった。
2試合連続逆転勝ちの後の鹿島戦は、今シーズンの行方を占う上でも大切な一戦である事は今更言うまでもない。このところ勝ち星のない鹿島のオリベイラ監督からは、過密日程に関し、再三にわたり泣きが入っているようだが、それほどACL戦との並存は厳しいのであろう。昨季の川崎がいやと云うほど味わった苦行である。
出だしは抑え気味に入り、鹿島のスタミナ切れを狙うべきなのであろうが、13分にあっさり先制されてしまった。スローインをダニーロが頭で流したところへマルキーニョスが飛び込んだ。後でニュース画面をみたら、素晴らしいボレー・シュートであった。川崎も29分に、スローインのボールをテセが壁になって受けて、巧みに前へ流したところへ谷口が走りこみ、同点弾を決めた。ところが33分に、川崎側が速攻で前掛りになったところを、鹿島側にボールを奪われ、青木がドリブルで独走し、ほぼフリーの状態で鮮やかにミドル・シュートを決められ再びリードを許す。打ち合いの様相を呈してきたが、追いつけないまま前半を終了した。
後半に入り11分に、相手コーナー・キックのこぼれ球からカウンターに転じ、憲剛が左サイドのフリーの位置に上がった山岸にパスし、山岸がゴール・ライン際まで持ち込み折り返し、テセが左ぎりぎりに決め同点となった。憲剛の視野の広い高速のスルー・パスと山岸の折り返し、相手BKと競りながら強靭なフィジカルを生かして決めたテセのシュートと川崎の攻撃力が光った得点であった。鹿島の2点目も元はと云えば川崎側のコーナー・キックがこぼれ奪われ、一旦取り返し速攻に出たところを奪い返された事が遠因と云える。セット・プレーはシュートで終わりたいものだ。
その1分後には、リプレイを見るかのようにジュニーニョから左奥の山岸にパスが通り、同じように、しかし今度は浮き球でファー・サイドまで折り返し、憲剛が頭で決めて、ついに逆転した。
以後、危ない場面もあったが、井川や宏樹がスライディング・タックルで止め、3連続逆転勝ちとなった。3戦で勝ち点9を積み上げると、首位とは勝ち点で3差の5位へと一気に駆け上がった。
フッキ効果の東京Vが横浜に勝ったが、川崎が苦杯をなめた神戸、京都も実は力をつけていたのだ。下位チームとは云え油断できない。