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2007年07月17日

ナビスコ杯準々決勝川崎:甲府戦観戦記 2007.07.15

台風の来襲で開催が危ぶまれたが、12時に、Jリーグ公式サイト上に開催決定の記事が掲示された。18時過ぎ、国立競技場に到着した頃には雨も上がっていたが、試合開始直前から再び降り始め、雨具が役立った。国立霞ヶ丘スタジアムには、ほとんど屋根がない事をあらためて知った。昨年8月10日のオシム・ジャパンの第一戦、トリニダード・トバコ戦以来の国立だ。同行者は10数年振りだ、と言っていい。サッカーの聖地は横浜国際競技場に移ってしまったのかも知れない。試合は台風の進路のように迷走したが、終り良ければ全て良しで、しかも終盤は雨も上がり、満足の行く一夜となった。
憲剛、川島がアジア杯に召集されたため、怪我のマギヌンとともに欠場だ。森を右に箕輪、寺田、伊藤の4バックの布陣で、谷口がトップ下に入りゲーム・メーカーの役割を担った。2トップにはジュニーニョの他に、元気のない我那覇に代わりテセが起用された。
AWAY戦を2-3で落としたので、勝ち抜くためには、1-0、2-1での勝利が必要だが(勿論、2点差での勝利でも可)、12分に森の内側への横パスをカットされ、第一戦でハット・トリックを奪われた須藤に渡り、又もゴール右に決められ、早くもピンチを招く。川崎は左MFに入った久木野が再三フリーでボールを受け、チャンスを作るが得点に至らない。ようやく、28分にジュニーニョが中盤で2、3人をかわし、テセを経由して受けたパスを谷口が右下に同点ゴールを決めた。ジュニーニョの貢献度が大きい得点だ。
同点のまま後半に入り22分に、原田のコーナーキックにテセがヘッドで合わせたボールが、相手BKに当たりこぼれたところに谷口が飛び込んで決めた。ジュニーニョも飛び込んできており、どちらが決めてもおかしくない迫力ある場面であった。この日の谷口は頭の包帯もあり、動きが目立った。最後まで執拗に追っていくところが良い。この段階でニ戦合計で同得点ながらAWAYゴールの差で川崎がリードとなる。ところが、28分、GK相沢のしょぼくれたキックが相手に拾われ、コーナー・キックを与えてしまう。
一度は止めたボールを再び須藤に押し込まれて同点とされ、今度は二戦合計で甲府にリードされる。そもそもは、相沢がゴール前でボールをもて遊んでいるうちに余裕がなくなり、慌てて蹴ったのが原因である。もう1点入れても、二戦合計同スコアの苦しい展開の中の33分、森に代わった井川が右サイドラインぎりぎりで、鋭く相手BKをかわし絶妙のクロスを入れ、テセが足を伸ばして合わせて、二戦合計同点のゴールをGETし、そのまま延長戦に突入した。
延長に入ると、甲府は時たまカウンター攻撃を仕掛けてくるが、足が止まり始め、川崎が逆にカウンターでゴールを脅かす。原田に代わった大橋が攻め上るとサポーター席は総立ちになるが、決まらない。ついに、延長後半8分に大橋のスルーパスを、後半42分頃から久木野に代わって満を持して出てきた黒津が振り抜き、決定打となった。
森は4バックの布陣には向いていないようだ。体調も悪いようなので、我那覇ともども、焦らず立て直して貰いたい。それに比べ、井川がパワフルなプレーを見せていたのは心強い限りだ。それにしても、須藤一人に二戦で5得点も許すとは納得のいかないところである。

投稿者 北爪 正路 : 2007年07月17日 14:16

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