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2007年07月19日
アジア杯 日本:ベトナム戦TV観戦記 2007.07.16
開催国とは云え、ベトナムがUAEを破り、カタールと引き分けたのには、正直言って驚かされた。良い指導者を得て、モチベーションが上がれば、どこの国でもそこそこのレベルまで上がるのだ、と思った。決勝トーナメント進出をかけた一戦であるが、ベトナムの戦い振りにも興味が沸く。
開始7分に相手CKからオウンゴールによる先制点を許し、一瞬悪い予感がしたが、早々に中村俊輔の左サイド奥での、ど派手な切り返しからのクロスに、巻が慎重に胸で合わせて追いつき、不安は解消した。巻に「外すところを探す方が難しかった」と言わせるほど正確なクロスであった。
後は落ち着いたプレーでベトナムを圧倒し、終わってみれば順当勝ちと云える内容であった。4点ともに日本チームの典型的な得点パターンではないだろうか。1点目は俊輔の個人技からの正確なクロス、2点目は高原の縦への突進により得たペナルティ・エリア近くでのフリーキック、3点目は遠藤を起点とするパス回し、4点目は遠藤のクロスと相手BK陣を引きずっての巻のヘッディング、と持っているものを全て出し切ったと云える。但し、決勝トーナメントでは高さのある相手と当たるので、巻の高さも封じられる可能性がある。早いパス回しや、ペナルティ・エリア付近でのファールを誘う縦への動きなどが有効であろう。
日本の良い面が出て点差は開いたが、また、未だ完成度は低いもののベトナム・チームの健闘が光った。ベトナム戦争で近代兵器を装備した米国と戦った国だけの事はあるな、と妙な感想を持った。ひょっとしたら、これは、立場が変わり、体力に優る相手と当った時の日本チームの戦い方ではないだろうか。オシム監督の目指すサッカーではないだろうか、とも思った。
気になるのは、フル出場したが高原と鈴木啓太の顔色が悪い事である。コンディションの調整に努め、後に尾を引かないようにして貰いたい。
川崎フロンターレの中村憲剛は3戦連続先発で出たが、「プレスが甘い」とスポーツ新聞紙上で叩かれていた。第2戦、UAE戦での失点も憲剛が自陣でボールを奪われ、相手カウンターにつながったものであった。第3戦では起用されないのではないか、と思ったほどの悪いプレーであった。大会前の日本での試合では、オシム監督から「自分でシュートしないで、フリーの選手に何故回さないのか」と叱責もされた。それでも起用されるのは期待の現れなのだ、と思って頑張って貰いたい。
投稿者 北爪 正路 : 2007年07月19日 12:57