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2007年07月30日

アジア杯3位決定戦観戦記 2007.07.28

次回シード権のかかった大事な一戦であるが、それ以上に、宿敵韓国との対戦とあれば、自然にわくわくしてくる。移動やホテル予約のトラブルが続いたようだが、日本協会スタッフが事前にチェック出来ないものなのか?
結果的には延長戦まで戦った後(0:0)のPK戦での敗退だが、一人少ない相手を料理出来なかった攻撃力に問題がある。何回も書くが、このクラスになると簡単に点は取れない。ペナルティ・エリア附近でのFKなどによるゴールに頼るべきだが、この試合でもFKによるシュート・チャンスは一回しかなかった。TV中継の解説者も言っていたが、このケースではドリブルを多用すべきであろう。一人少ないとはいえ、がっちり引いて守られると、切り崩すのは難しい。
今大会全体に云える事だが、オシム監督が目ざす「走るサッカー」が殆どみられなかった。高温多湿の会場では、きついのかも知れない。「走るサッカー」が完成途上とみるべきか、上のクラスには通用しないとみるべきかは、未だ分からないが、日本としては、スタミナだけは何処の国にも負けない、と云えるようなチーム作りを進めて貰いたいと思う。

投稿者 北爪 正路 : 20:41 | コメント (0)

2007年07月28日

アジア杯準決勝サウジアラビア戦観戦記 2007.07.25

準々決勝オーストラリア戦は延長戦から観た。一人少ないオーストラリアを相手に攻め続けたが、引いて守られ、ついにはゴールを割れなかった。今更遅いが、ここに準決勝のヒントが隠されていた。川口のスーパーセーブでPK戦を勝ち上がったが、その前に決めておきたいところだ。試合内容とは関係ないかも知れないが、オシム監督がPK戦を観ない(観れない)ことについては、色々な意見があるだろう。
準決勝戦だが、サウジアラビアは日本の守備の欠陥や攻撃のパターンを良く研究していたようにみえた。引いて守っておいて、トップ二枚とMFによる小人数のカウンター攻撃と云う単純な作戦に、まんまと引っ掛かってしまった。前線での守備もしたたかで、日本チームに横パスは回させるが、縦への突破は中々許してくれなかった。観ていていらいらした場面が多かった。
昨年のW杯のコメントでも書かせて貰ったが、このクラスになると、ペナルティ・エリア付近でのFKなどで得た最小得点を守り切るサッカーをやらねば、勝ち残れない。カタール戦のコメントにも書いた通り、今回は守備軽視のメンバー構成であった。カウンター攻撃と個人技によるドリブル突破に弱い(要はDFの基本機能である1対1に弱い)体質を各国に見破られたら、アジア地区でも戦いにくいであろう。先ずは失点しない事を念頭においたチーム作りをしない限り、将来はないであろう。先制されて守備を固められたら、逆転の可能性は少ないと思うべきであろう。皮肉なことに今回は2度も、ストッパー陣の鮮やかなゴールで追いついたが、3点目はなかった。阿部のゴールは、申し訳ない言い方だが、10年に1回出るか出ないかの、スーパー・ゴールであった。別の言い方をすれば、度々出るものではないと云うことである。確率の高いのは、ペナルティ・エリア附近からのFKである。確率の高いところへもって行くことが必要である。

投稿者 北爪 正路 : 15:12 | コメント (0)

2007年07月19日

アジア杯 日本:ベトナム戦TV観戦記 2007.07.16

開催国とは云え、ベトナムがUAEを破り、カタールと引き分けたのには、正直言って驚かされた。良い指導者を得て、モチベーションが上がれば、どこの国でもそこそこのレベルまで上がるのだ、と思った。決勝トーナメント進出をかけた一戦であるが、ベトナムの戦い振りにも興味が沸く。
開始7分に相手CKからオウンゴールによる先制点を許し、一瞬悪い予感がしたが、早々に中村俊輔の左サイド奥での、ど派手な切り返しからのクロスに、巻が慎重に胸で合わせて追いつき、不安は解消した。巻に「外すところを探す方が難しかった」と言わせるほど正確なクロスであった。
後は落ち着いたプレーでベトナムを圧倒し、終わってみれば順当勝ちと云える内容であった。4点ともに日本チームの典型的な得点パターンではないだろうか。1点目は俊輔の個人技からの正確なクロス、2点目は高原の縦への突進により得たペナルティ・エリア近くでのフリーキック、3点目は遠藤を起点とするパス回し、4点目は遠藤のクロスと相手BK陣を引きずっての巻のヘッディング、と持っているものを全て出し切ったと云える。但し、決勝トーナメントでは高さのある相手と当たるので、巻の高さも封じられる可能性がある。早いパス回しや、ペナルティ・エリア付近でのファールを誘う縦への動きなどが有効であろう。
日本の良い面が出て点差は開いたが、また、未だ完成度は低いもののベトナム・チームの健闘が光った。ベトナム戦争で近代兵器を装備した米国と戦った国だけの事はあるな、と妙な感想を持った。ひょっとしたら、これは、立場が変わり、体力に優る相手と当った時の日本チームの戦い方ではないだろうか。オシム監督の目指すサッカーではないだろうか、とも思った。
気になるのは、フル出場したが高原と鈴木啓太の顔色が悪い事である。コンディションの調整に努め、後に尾を引かないようにして貰いたい。
川崎フロンターレの中村憲剛は3戦連続先発で出たが、「プレスが甘い」とスポーツ新聞紙上で叩かれていた。第2戦、UAE戦での失点も憲剛が自陣でボールを奪われ、相手カウンターにつながったものであった。第3戦では起用されないのではないか、と思ったほどの悪いプレーであった。大会前の日本での試合では、オシム監督から「自分でシュートしないで、フリーの選手に何故回さないのか」と叱責もされた。それでも起用されるのは期待の現れなのだ、と思って頑張って貰いたい。

投稿者 北爪 正路 : 12:57 | コメント (0)

2007年07月17日

ナビスコ杯準々決勝川崎:甲府戦観戦記 2007.07.15

台風の来襲で開催が危ぶまれたが、12時に、Jリーグ公式サイト上に開催決定の記事が掲示された。18時過ぎ、国立競技場に到着した頃には雨も上がっていたが、試合開始直前から再び降り始め、雨具が役立った。国立霞ヶ丘スタジアムには、ほとんど屋根がない事をあらためて知った。昨年8月10日のオシム・ジャパンの第一戦、トリニダード・トバコ戦以来の国立だ。同行者は10数年振りだ、と言っていい。サッカーの聖地は横浜国際競技場に移ってしまったのかも知れない。試合は台風の進路のように迷走したが、終り良ければ全て良しで、しかも終盤は雨も上がり、満足の行く一夜となった。
憲剛、川島がアジア杯に召集されたため、怪我のマギヌンとともに欠場だ。森を右に箕輪、寺田、伊藤の4バックの布陣で、谷口がトップ下に入りゲーム・メーカーの役割を担った。2トップにはジュニーニョの他に、元気のない我那覇に代わりテセが起用された。
AWAY戦を2-3で落としたので、勝ち抜くためには、1-0、2-1での勝利が必要だが(勿論、2点差での勝利でも可)、12分に森の内側への横パスをカットされ、第一戦でハット・トリックを奪われた須藤に渡り、又もゴール右に決められ、早くもピンチを招く。川崎は左MFに入った久木野が再三フリーでボールを受け、チャンスを作るが得点に至らない。ようやく、28分にジュニーニョが中盤で2、3人をかわし、テセを経由して受けたパスを谷口が右下に同点ゴールを決めた。ジュニーニョの貢献度が大きい得点だ。
同点のまま後半に入り22分に、原田のコーナーキックにテセがヘッドで合わせたボールが、相手BKに当たりこぼれたところに谷口が飛び込んで決めた。ジュニーニョも飛び込んできており、どちらが決めてもおかしくない迫力ある場面であった。この日の谷口は頭の包帯もあり、動きが目立った。最後まで執拗に追っていくところが良い。この段階でニ戦合計で同得点ながらAWAYゴールの差で川崎がリードとなる。ところが、28分、GK相沢のしょぼくれたキックが相手に拾われ、コーナー・キックを与えてしまう。
一度は止めたボールを再び須藤に押し込まれて同点とされ、今度は二戦合計で甲府にリードされる。そもそもは、相沢がゴール前でボールをもて遊んでいるうちに余裕がなくなり、慌てて蹴ったのが原因である。もう1点入れても、二戦合計同スコアの苦しい展開の中の33分、森に代わった井川が右サイドラインぎりぎりで、鋭く相手BKをかわし絶妙のクロスを入れ、テセが足を伸ばして合わせて、二戦合計同点のゴールをGETし、そのまま延長戦に突入した。
延長に入ると、甲府は時たまカウンター攻撃を仕掛けてくるが、足が止まり始め、川崎が逆にカウンターでゴールを脅かす。原田に代わった大橋が攻め上るとサポーター席は総立ちになるが、決まらない。ついに、延長後半8分に大橋のスルーパスを、後半42分頃から久木野に代わって満を持して出てきた黒津が振り抜き、決定打となった。
森は4バックの布陣には向いていないようだ。体調も悪いようなので、我那覇ともども、焦らず立て直して貰いたい。それに比べ、井川がパワフルなプレーを見せていたのは心強い限りだ。それにしても、須藤一人に二戦で5得点も許すとは納得のいかないところである。

投稿者 北爪 正路 : 14:16 | コメント (0)

2007年07月10日

アジア杯 カタール戦TV観戦記 2007.07.09

日本1:1カタール

高原のボレーが決まり、快勝かと思ったが、「お決まり」の終了間際の詰めの甘さが出てしまった。波状攻撃を受けた訳でもなかっただけに残念だ。
ロッカー・ルームでオシム監督の激怒があり、通訳が泣いた、と云う話も伝わってきた。阿部の不用意な反則が指摘されているが、阿部は元々ストッパーではないと思う。代表の構成をみると、異常なほどにMFが多数選ばれている。MF偏重と云える。怪我で出られない選手もいたが、代役でも良いからストッパーをもっと選び、鍛えていくべきではないかと思う。

投稿者 北爪 正路 : 22:28 | コメント (0)

2007年07月03日

川崎:神戸戦観戦記 2007.06.30

良かった!今日も引き分けか、と思ったロスタイム、歓喜のゴールだ。形はどうでもよかった。勝ち点3が欲しかった。今日こそはと思って等々力にきたサポーターも多かったのではないかと思う。
リーグ戦中断前の大事な一戦、9分に村上の一発で先制し、楽勝ムードが漂ったが、5分後には、神戸近藤にハンドの疑惑が残る同点弾を浴びてしまった。後は推される場面も度々あった。神戸は川崎の3バックの裏をつき、両サイドのスペースも使ってきた。川崎は一歩の出足が負けていたように思う。象徴的なのは後半38分頃、左サイドで村上が待って受けようとして、ボールを奪われた場面だ。川島の前線へのフィードもことごとくキープできず、苦しい展開が続く。我那覇もスペースへ走り込む動きがなく、チャンスが生まれない。後半20分過ぎ、神戸BKエメルソンの退場で得たPKのチャンスもジュニーニョがまさかのミスキックでポストに跳ね返される。40分我那覇に替わったテセの決定的なシュート・チャンスも左に外れる。入らない時はこうなのだ、と云う典型的な、残酷なシーンを見せ付けられる。それにしてもエメルソンのレッド・カードへの異議は長すぎる。イエローを出すべきだ。ゴルフで云えば、「待ちチョロ現象」だろう。
我那覇をテセに替えたのは正解だった。右奥のスペースへ走り込みながらボールを受けるからチャンスが生まれる。身体に切れがみられる。決勝ゴールも、谷口の折り返しに半歩早く足を出したから、ジュニーニョの前へのパスになったのだ。今日の一戦で得た教訓は、サッカーの基本である、スペースに走り込み相手を引き付け、空いたところに味方の選手が走り込むことの重要さである。古くて新しいテーマだ。

投稿者 北爪 正路 : 22:52 | コメント (0)