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2007年04月22日
川崎:浦和戦TV観戦記 2007.04.22
川崎2:1浦和
ACLグループステージ韓国・全南ドラゴンズとのアウエイ、ホーム戦の間に組まれた清水、浦和との2戦。Jリーグで未だ勝っていない強敵を相手に川崎の真価が問われるところだ。清水からはついに勝ち星をもぎ取ったので、浦和にも勝って、気持良く25日の全南戦に臨んで貰いたいものだ。
アナウンサーは再三、「攻撃力の川崎」対「守備力の浦和」の構図に押し込もうとしたが、両チームの力関係をみれば、この色分けには元より無理がある。ワシントンを中心とした攻撃力には破壊力があり、脅威だ。両サイドの攻防が鍵を握る。前回は川崎の右MF森が浦和の三都主を翻弄した。(三都主に代わって相馬が入った途端に流れが変ったが・・・)今回は森が負傷欠場し、三都主が移籍したため、対決の様相は変わった。4バックの浦和の左サイドバックに阿部、MFには小野が入り、3バックの川崎の右MFには村上が入った。左MFにFWの黒津が起用されたのには驚かされたが、結果的にはこれが効を奏した。
開始直後に浦和山田に右サイド奥深くに入り込まれ、肝を冷やされた。全般的に浦和のペースで試合が支配された。こう云う時には相手の攻勢を凌ぎ切ると逆にチャンスが回ってくるものだ。
後半開始から川崎にリズムが出てくる。5分に相手BK陣に囲まれながら巧みに左サイドを抜け出した黒津が弱々しいシュートを放つ。ゴール前に間延びした瞬間が生れる。突如、阿部の前に我那覇の足が伸びて突っついた感じのシュートが決まった。黒津にボールが渡った時には浦和の守備は厚く、これを基点に得点が生れるとは敵・味方共に誰も思わなかったであろう。黒津が抜け出す事も想像出来なかったであろう。更にはゴール前の弱々しいシュートは簡単にクリアされると思ったはずだ。選手も観衆もアナウンサーも全員トリックに掛ったようなものだ。翌日のスポーツ紙に掲載された阿部の談話「右足で蹴りだせばよかった」が悔しさを滲ませている。
11分の川崎の2点目も「不思議な間合い」から生れたものだ。と云うより、マーカー2人を引き連れて、GKとBK2枚の間に絶妙なクロスを入れたジュニーニョの「技あり一本」である。自ら間合いを演出したものだ。浦和陣営は一瞬見合ってしまったようだ。それにしてもマギヌンのトラップ・ミス風のシュートには笑えた。
勝ちゲームの陰で目立たなかったが、川崎の失点も微妙な間合いが影響している。コーナー・キックのボールを一旦は憲剛が余裕を持ってキープし、前線に供給しようとしたが相手に奪われた。一瞬の隙が生れ、守備陣の構えが整わないところにクロスを入れられ、混乱が生じたものであろう。憲剛も蹴り出してしまえばよかったのかも知れないが、前線につなぎ波状攻撃を避けようとする意図が働いたのであろう。1点返されたのが後半19分で、残り時間ははらはらさせられたが逃げ切った。地力が付いてきた感じだ。
浦和のホーム連勝記録を阻止し暫定2位に進出し、25日の全南戦がますます楽しみになってきた。
投稿者 北爪 正路 : 2007年04月22日 22:05