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2006年07月11日

ベスト・マッチ

ジダンのレッド・カードとイタリアの優勝を以ってW杯は幕を閉じた。ポルトガルに淡い期待があったが、新しい優勝国は出なかった。前々回のフランスを最後に新しい優勝国は当分出ないのだろうか。という事は日本の優勝は当分ないと云う事だろうか。何を馬鹿な事を、と言われるかもしれないが、サポーターとしては常に優勝を期待するものである。
ついに全国紙に「スモールフットボール」と云う言葉が登場した。(7月11日付日経新聞・35面スポーツ欄・武智幸徳記者の記事の末尾)筆者が提唱した意味とは少々異なるかも知れないが、日本が世界の舞台で活躍するためには何をすべきか、日本の持ち味、特技を見つけて生かして行くべきである、との立場は一致している。このような発想がW杯前に全国紙に出ていれば、と惜しまれる。新監督探し以前に協会を上げて議論して貰いたいテーマだ。今からでも遅くはない。監督が誰になろうが、イタリアのカテナチオのように、日本独自のスタイルを確立すべきだ。バレーボールだってオリンピックで頂点に立てたのだ。日本が成功すれば、よってたかって真似されたり、ルールを変えられたりするのが、スポーツの世界であるが、是非挑戦して貰いたい。
ところでMVPはジダンに決まったらしいが、筆者はイタリアのグロッソを推したい。野球の日本シリーズでもMVPはラッキーボーイ的に決勝打を打った選手や、抑えた投手に与えられるが、同じような観点から言えば、決勝トーナメント1回戦豪州戦でトッティの決勝点につながるPKを誘発したし、準決勝では終了間際に芸術的なカーブの掛かったゴールを決め、更には決勝のPK戦では五人目に登場して、見事にPKを決めた活躍はMVPに相応しいと考える。
ベスト・マッチはと言えば迷いなく決勝トーナメント1回戦のオランダ、ポルトガル戦を上げたい。荒れ試合を何で、と思われるかも知れないが、国対国の名誉と意地をかけ、やられたらやり返せ、と云った激しい闘争本能を示した試合であった。日本チーム再建のために、先ずは見習うべきものである。同時に暴力沙汰を起こすフーリガンは勧められないが、サポーターもフーリガン一歩手前位の激情を以って応援すぺきである。
ついでにベスト・ゴールはと言えば素晴らしい得点が多く、難しい選択であるが、あえて言えば、準々決勝ドイツ、アルゼンチン戦におけるアルゼンチン・アジャラのヘディング・ゴールである。リケルメのコーナーキックにまるで爆撃機のように決めた得点には凄みがあった。

投稿者 北爪 正路 : 2006年07月11日 16:52

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