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2006年03月28日
J1第3~5節の川崎フロンターレ
第3節 甲府戦(2006.03.18)
新潟戦に続く京都戦の大勝に浮かれた訳ではないが、今季昇格組の甲府相手では、当然のことながら楽勝を期待してしまう。そんなに甘くないとは思うが、もう一度ゴール・ラッシュを見たくなるのも、ファン心
理としてはやむを得ないことだろう。得失点差(勿論プラス!)を大量に貯金しておく事も後になって効いてくるだろう。勝負事は「取れる時に取っておく」ことが鉄則である。
第4節以降の上位チームとの対戦で接戦を制する事が出来るかどうか、が問題と思っていたが、意外なところに落とし穴が潜んでいた。
BSのアンテナが壊れ、急遽取り替えて貰った。工事が終わったのが試合開始直前と言う慌ただしさであった。まさか当方のドタバタが伝染した訳ではないだろが、甲府側の気迫溢れるプレスに圧倒され、川崎側のボールがいつものように回らない。「こんなはずじゃない」と思った瞬間、上ずってしまったのだろう。苛立ったマルコンが警告2枚で退場となり、一気に形成不利となってしまった。85分にはバレーに、練習でも10回に1回決まるかどうかだろうと思われる鮮やかなロング・シュートを決められ万事休す。甲府には昇格戦の時のような勢いがあった。各チームに力の格差がない事をあらためて認識させられた一戦であった。それと無駄なファールは慎むべきである事も。
第4節 FC東京戦(2006.03.21)
WBC決勝も魅力的であったが、TV観戦を途中で切り上げ等々力に向かう。両者のチーム力は同等と思われるが、マルコンを欠く川崎の方が分が悪い。ましてや代役が森では心もとない。おまけに朝刊には、家宅侵入罪による茂原の逮捕記事が掲載され、悪影響が予想される。試合開始前に「お知らせ」の場内アナウスがあり、一瞬、逮捕劇の真相発表かと思ったが、実際には有力スポンサーの会長の訃報のお知らせであった。
4バックのFC東京で、ジャーンと茂庭の両ストッパーが効いており、中々突破できない。2枚の強力ストッパーと右サイドの徳永(前季までは加治)がいるから4バックを採用出来るのだろう。それでも前半39分、マルクスのFKにフリーになったボランチの谷口が頭で合わせ先制。ところが63分、逆に宮沢のFKを上がってきたジャーンに頭で合わされ同点とされ、74分にはパスミスを拾われ、途中出場の川口に2、3人交され、逆転を許してしまった。敗戦濃厚であったが、終了間際に得意の速攻で同点に追いつき、引き分けに持ち込んだ。川崎らしい鮮やかなパスまわしで、まるで高校選手権の決勝戦における野洲高校のゴール・シーンを見るようであった。マルコン抜きの戦いで引き分けならよしとすべきだろう。
第5節 磐田戦(2006.03.25)
マルコンは戻ったが右の森との攻守のバランスがちぐはぐで、中々攻撃に参加出来ない。右サンドと左サイドで高い位置、低い位置をシーソーのように取るのだが、バランスが定まらない。前半終了間際のFKをファブリシオに決められてしまい、全般的に劣勢であったが、後半24分、黒津がオフサイドぎりぎりに抜け出し、箕輪からの絶妙なスルーパスを上手く処理して同点とし、5分後には、あの森が左サイドを深くを抉り(TV画面ではゴールラインを割ったかと思ったほどだ)ゴール前へ返し、谷口が余裕を持って、頭でゴール・ライン上に叩きつ勝ち越した。教科書通りのヘディング・シュートであった。川崎側としては嬉しい得点ではあったが、JAPANの立場としてはGK川口に何とかして貰いところでもあった。うーん、やはり谷口のシュートを褒めるべきか。
浦和が横浜に完勝して首位に立ち、この日の勝利をものにした川崎が3位だが、まだまだ先は長い。怪我と無駄なファールに注意して貰いたいものである。
2006年03月07日
川崎VS新潟観戦記(3月5日)
ご無沙汰でした。年末の天皇杯の川崎VS浦和戦や今年になってからの天皇杯決勝、高校サッカー決勝、JAPANの米国戦、フィンランド戦などについて記載しようと思いながらも、機会を逸してしまい大分、間が開いてしまいまいした事をお詫び申し上げます。
待ちに待ったW杯年のJリーグ開幕戦だ。昇格組の京都、福岡、甲府の3チームの戦い振りが注目されるが、甲府が柏との入れ替え戦に大勝したところを見ると、昇格組も侮れない。(そう云えば昨年は川崎も昇格組だった)
この試合、結果は川崎の大勝(6-0)に終わったが、試合開始後15分位までは、むしろ新潟が押し気味であった。ミドル・シュート2本をGK相沢が弾き危ない場面もあった。先取点を取られていたら展開も変わっていたかも知れない。得点差ほどの力の差はないとみた。
アウグストの抜けた穴が埋まるのかどうか不安があったが、新加入のマルコンが見事に埋めてくれた。守備も忠実にこなし、攻撃の時の切り替えしも鋭い。最初はクロスが合わなかったが、26分に我那覇の頭にドンピシャと合わせ先制。40分にはリプレイを見るように決まり2点差。この間、右のMF長橋は守備に追われて、ゴール前で体を張ったプレイを再三見せた。この試合の隠れた殊勲者だと思う。
後半開始早々にその長橋に変わり森が登場。同行者ともども、思わず「おいおい大丈夫かよ」と叫ぶ。ところが、昨年のプレイを反省したのか、ポジショニングも大分良くなり、反撃時には思い切り開いて、楽な位置でボールを貰えるようになっていた。66分、相手のMFが攻め上がろうとしたパスを、谷口がギリギリのタックルで奪い、右の森に回し、森がちらりと中を見てアーリー・クロスを入れる。カーブが掛かった低く鋭いクロスに我那覇が合わせ、会心のボレー・シュートでネットを揺らした。ネットに突き刺したと同時に相手のやる気を突き破るほどに鮮やかなボレーだった。森のクロス、我那覇のボレー共に見事であったが、中盤での谷口のカットが起点となった得点と言うべきであろう。
終了間際はゴール・ラッシュでお祭り騒ぎとなったが、全チームの力が接近している今シーズンにおいては得失点差が最後に効いてくると思われるので、貴重な得点であった。
新潟の大応援団には多少気の毒ではあったが、先にも言ったように、得点差ほどに力の差はないので、これからの新潟の健闘に期待したいと思う。